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Infinity Spirit Online 「魂の輝きを継ぐ者」  作者: 暁響
読者への変人具合のチュートリアル
4/20

変わり者の本領発揮

先ほどのデスゲーム発言の後町にいた人間は詳しい事情を聴くために広場に集まっていた

なぜそのようなことをするかというとこのゲームをハッキングできるほどのハッカーに心当たりがあるからだった

そのハッカーの名前は「月下美人」

最近世間をにぎわせている軍事開発されたキメラを野に放ちそれによって大量の人が死んだ

「キメラ事件」を引き起こした張本人である

このハッカーの性質として何かをした後詳しいことを被害者に話すという性質がある

ニュースでもこの性質は報道されているためみなその性質を知っておりこうして集まってきたのである


「ではいまから、詳しいことをお話ししましょう」


「このゲームは私が乗っ取りました

そしてこのゲームからログアウト機能を消しました

そのついでにこのゲームをデスゲームにしました

現実の世界に生きて帰りたくばこのゲームをクリアしてください

それでは頑張ってくださいというのもなんですし

いまから2分だけ開発部の人と話をさせてあげましょう」


「みなさん開発主任の兵部ひょうぶ 倉人くらうど

今からーーーーーーーーーーーーーー

「おいっ!ここからだせよ」

「ここからだせよ」

「ここからだしてっ!」

「ここから」


『うっせえんだよちょっとはだまれよくそどもが!!! 

人がしゃべってる途中でワイワイガヤガヤしゃべんじゃねえよ!!!

話が聞こえねえじゃねえかっ!!

それに開発部の人と会話できるのはあと2分しかないんだからお前等の命乞いを聞いてる暇はねえんだよっ!!!』


俺の一喝でこの場はとりあえず静かになった

(まったく人の話の途中で話すなんて最低な奴らだな)


「ありがとう。

君の名は?」


「おれか、

個人情報の流出になるからしゃべりたくないんだが」


「ふむ、分かった

これでいいだろう」


「これは?」


「私たちの会話をほかの人の聞こえないようにしたんだ

これなら自分の個人情報が流出することはないだろう」


「分かった

俺の名は恐山 月影」


「月影君か

残念なことにこのゲームは完全に「月下美人」の手に落ちてしまった

こちらから助けるのはきつい、いやほぼ不可能だろう

だからこのゲームをクリアしてほしい

すまないが頼んだぞ」


「分かった

ただ俺にこのゲームを取り戻すことができるかもしれないやつらに心当たりがある」


「ほんとうか!?

その人の名前を教えてくれ」


「分かった

アルストロ・フリージア・メリア・八重姫やえひめ 聖音さとね石榴山ざくろやま あおいの3人だ

3人には俺からの頼みだっていえばたぶん了承してくれる」


「わかったその3人だな

ありがとう」


「2分立ったわよ

話は終わったかしら?」


「ああ、

月下美人今回はお前の好きにはさせねえからな」


「ふふふ、楽しみにしておくわ」


そういって「月下美人」は開発部との接続を切った


「では、楽しい楽しいデスゲームの始まり始まり~

せいぜいあがいてね~」














「ふざけやがって」


俺は奴のさっきの発言にイラついていた

(あいつ、現実に帰ったらどうしてくれようか)

実は、俺は「月下美人」の正体を知っていて向こうもそれを承知で俺を騒動に巻き込もうとするのだ


「とりあえずイラついていても仕方がない

レベルを上げに行こう

それにそろそろモンスターをテイミングしてみたいしな」


「あれはなんだ?」


昨日と同じ狩場に来てみると見慣れないモンスターがいた

何やら巨大なハサミを持った蟹のようだ


「あれがホーリィが言ってたサメ肌シオマネキか」


最初の仲間にはちょうどいいと思い近寄ろうとすると


「シャキシャキシャキシャキ」


という声と共に泡が飛んできた


「うおっ!あっぶねー、危うく当たるところだった」


(たしかこいつは硫酸の泡を操るんだったかな)と思っていると


「シャキシャキシャキシャキ」


という声とともにまた泡が飛んできた

さっきと同じように避けるとその泡が背後にあった岩に当たり岩が蒸発した


(はあっ!岩が一瞬にして溶けるとかどんだけ高濃度なんだよ!)


とりあえず1発でも攻撃を与えないと始まらないのだがいかんせん絶え間なく泡が飛んでくるため攻撃する暇がない


(くそっ!一瞬でも攻撃を止めれたらいいんだが)


と思いながら避けていると蟹の攻撃が一瞬やんだ


(ラッキー!)と思いながらその隙を逃さずに呪文を唱えた


「パラライズウインド!」


唱えると蟹を中心に半径2メートルに黄色い風が吹き始めた

俺はそれによって蟹がマヒしたと理解した瞬間に攻撃に転じた


「おらおらぁっ!」


銃をフルバーストにして攻撃しながら接近していく


「くしゅんっ!」


のだが途中でくしゃみをしてしまう

(なんだ?!なんだか粉っぽいが)と思っていると

体の動きが鈍くなった


何かと思いステータスを見ると

(体の反応不純っ!!なぜだ麻痺攻撃の類は食らってないはずなのに)

と思い周囲を見渡すと黄色い風が目に入った

(まさかこの風ってしびれ粉を飛ばしているってことなのか)

ならばと思い

全力でスキル「ジャンプ」を使い上空にとんだ


「ここなら大丈夫そうだな

よしじゃああいつをテイミングしてやるぜっ」


テイムガンナーはテイマーと違い特別な呪文を唱えるのではなく

自身の思いを1発の銃弾に乗せてテイミングしたい魔物に向かって撃つのである


「くらえっ!これがおれの思いだぁーーー」


俺が撃った銃弾はシオマネキに向かって真っすぐに飛んでいきそして

体内に入っていった


「おっしゃ!!!テイミング成功だぜっ!」


地上に着地するとシオマネキがよってきた


そしてまるで飼い主に甘えるかのように鋏をこすり付けてきた


「いててててっ!やめろっ、ちょっやめてくれ

マジで痛いからあいててててっ!」


当然サメ肌なのだから結構痛い


「シャキシャキシャ」


「え、なに?

名前を付けてくれだって

うーんそうだなぁ…

よし!お前の名前はクーブってのはどうだ」


「シャキシャキシャー」


「そうかそうか、気に入ってくれたか

これからよろしくなクーブ」


「シャキシャキシャー」


”称号「変わり者(変人)」を取得しました”


パパらパッパッパッパー


懐かしいレベルアップ音が聞こえてきた

(あれっ、何にも倒してないけどなんでレベルが上がったんだろう)


   レーム

LV:5

HP:100/100

MP:20/20

称号:変わり者(変人) 

効果発動条件:プレイヤーが真にそのモンスターを仲間にしたいと思ったときに発動

効果:ユニークモンスターのテイム成功率が100%になる(ボスモンスターの場合は10%)

テイム成功時にレベルアップする

副作用:普通のモンスターのテイム成功率0%

STR:10

DEF:1

INT:1

MDF:1

DEX:20

AGI:30

LUK:25


スキル:ジャンプ→二段ジャンプ・ダッシュ→疾走・錬金術・パラライズウインド・敏捷小強化→敏捷中強化・銃術+体術=銃衝術・索敵→察知・薬草識別・従術


仲間モンスター:クーブ


STP:44+20


SP:222


「なんじゃこりゃ

見たこともないスキルがたくさんあるし

変な称号まで手に入ってるじゃねぇか」


俺はステータスを見て驚いた

たくさんのスキルが上位スキルになっており

更に変な称号まで手に入っているではないか


「この称号ってどうなんだ

普通のモンスターのテイム成功率0%って

まてよ、逆に考えるとクーブみたいなやつらを仲間にしまくることができるのか

そう考えるとこの称号が手に入ってよかった~」


この後俺はクーブにはまだ戦わせずレベル上げに集中して一日を終えた

ただ次の日にホーリィたちに呼び出されているのだが


   レーム

Lv8

HP:160/160

MP:40/40

称号:変わり者(変人)

STR:30

DEF:1

INT:1

MDF:1

DEX:30

AGI:100

LUK:85


STP:0


SP:405(350+55)


基本的に騒動がなければ宿屋などでのシーンは書きません

+の部分は称号の効果ですレベルが上がる毎に+10されます

SPの方はレベルが上がる毎に11上がります

この称号をとったのは一応レベル3の時です

主人公は「月下美人」が起こした事件のすべてにかかわっています

最初の事件の時に主人公は生き残り「月下美人」の事を警察に言わない代わりに主人公が事件の生き残りだということをデータ上から消すという取引をしています

あと蟹の言葉は主人公だからわかるのであって普通の人はわかりません

体の反応不純というのは軽度の麻痺のことです

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