そう、それはあの日から・・・
ィアの回想シーンです
私たちがこうなってしまったのは私のほんの不注意から起こったことでした
私たちはこのゲームがデスゲームになった1日後の午後にこの街に飛ばされました
その原因とはレベルを上げてここら一帯の敵には絶対に負けないレベルまで上げようと張り切ってレベリングをしていたのですが
その帰りにフィールドに仕掛けてあった転移の罠にかかってしまいこの街のスラムに飛ばされました
飛ばされた当初は何が起こったかがわからずボーっとしていましたがとりあえず思考が追い付いてきたところでこの街がどういう構造になっているのかを探るためにスラムの中を探検してみました
しばらくスラムの中を探検していると貧民街が見えてきたんですがそこはまるで地獄のようでした
人々の排泄物(まあおし●こやう●ちですね)が道端に普通に捨ててあったりまだ幼い少女が奴隷商人と思わしき人に連れていかれたりしていましたがそれはまだまだましなほうですね(ちなみにこの探索ですが私以外の人は1カ所にかたまって隠れてもらっていました。理由としては私以外の人はこの光景を見たら確実に気分が悪くなっていやな思いをすると思ったからですよ)
ひどい所では盗賊と思わしき人たちが大量の女の人たちが腹上死するまで欲望の捌け口にしているのとか(男の人は人間じゃなかったようですが)スラム街の中でも最も貧困な地域に住んでいる人たちが互いに殺しあって生き残ったほうがその死体をまるで野犬やハイエナの様に貪り喰らっていたりしました
そういったところを探索していると目立ってくるのが奴隷でした
奴隷商人と思わしき人たちがスラムの中の貧困地域に入って行っては若い女性や労働力になりそうな男性を鎖でつないで連行しているところを何回も見ましたしスラムを管理している貴族が所持している奴隷なんかは無表情のまま主人に言われたことを淡々とこなす人形みたいな奴隷もたくさん見ました
(ちなみにその貴族はロリコンです)
で昨日はこのスラムの全容を理解したところで探索を切り上げました
この探索によってわかったことはこのスラムがロの様な形をしていてちょうど中心にはこのスラムの管理しているとは名ばかりのロリコンでペドフィリアな貴族の館があります
そしてこの街を出るには私たちが今いる場所からではスラムの最下層を突っ切るか奴隷商人がはびこる区画を突き進むか貴族の館を通るかの3択になります
で最後の案は却下としてどっちのほうがましかと考えた時に奴隷商人のいるほうがまだましだと思いそっちのほうのプランにすることにしたのです
午前中はうまくいったのですが午後になってこの区画を実質治めている奴隷商人のボスであるアスモ=ダイ(分かる人にはわかると思いますがまさに色欲の化身と呼べる人物です。うん。思い出しただけで気持ち悪くなってきました。あんな人さっさと死ねば良いのに、それも針山に百舌鳥のはやにえみたいに刺さりながら地獄の業火にあぶられて一生苦しめばいいのに)に私たちが目を付けられてしまってそれでさっきまで追いかけられていたんです
ただこの追いかけっこはホント下種なことでしたけどね
だって私たちが朝起きた瞬間を狙って(なんでも逃げ惑う奴を捕まえて・・・自主規制[あまりにも下種すぎて人様にはお聞かせできないような内容です]・・・するのが楽しいとか言ってましたからね。まったくあんな人は一生体の要所要所を五寸釘で留められながら錆びた鉈で切り付けられればいいのに)
それで逃げてたんですが私以外の人が精神的に(グロイ方面で)追い詰められていたところにAさんが助けに来てくれたわけです
「とりあえずみんなを助けてくれてありがとうございました。」
ィアと名乗った女の子は俺にお礼を言った後やけに妖艶な笑みを浮かべてさらにこういってきた
「そしてひとつ提案なのですがここにはああいう最低な行動をするプレイヤーがまだたくさんいます
なのでそういうプレイヤーを皆殺しにしませんか?」
ィアは最初からある程度病んでいます