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記憶の刃  作者: ルイ
43/50

落雷

「あーあ、可哀想……次のお相手さん」

「まぁ……確かに。でも強いぞ」

「君が最強? この女の子が?」

「早く終わらせたいー」

「アァァァ呪」

試合前から、化物が顕現する。

それだけ相手が強いと、こいつが判断したのだろう。

「悪いが、全力でやらせてもらう」

向こうの最強も、笑顔が消え、顔が強張る。

試合が始まる。

直後、落雷が落ちた。

出力が異常すぎる。こんな奴は初めてだ。

なるほどな……。

筋肉を電気信号で極限まで強化・制御しているのか。

通りで――だが。

化物は、軽々とアリサを守る。

「ふーん。彼氏君、上着貸して」

化物は、自身が纏っていたドス黒い服をアリサに被せる。

……こいつ、そんなこともできたのか。

試しにアリサへ落雷が放たれる。

だが、化物が庇うまでもなく無傷だ。

「彼氏くん、頑張ってね!」

「アァ呪」

化物が殴りかかるが、かわされ、落雷を浴びる。

……なるほど。

ノーリスクというわけでもなさそうだ。

化物に、かなりのダメージが入っている。

「大丈夫、彼氏くん……」

それに応えるように、化物は回復する。

……やっぱり、ノーリスクか。

化物は殴り、避けられ、落雷を受け、回復する。

それを、何度も繰り返す。

「はぁ……はぁ……」

向こうが、息切れを見せ始めた。

そりゃそうだ。

あの出力を連発だ。恐らく、限界の一二〇%を、

こちらの消耗を信じて無理矢理出し続けている。

だが――こっちは消耗ゼロ。

まぁ……流石、イカれ女と言ったところだ。

やがて、向こうの最強が膝をつき、降参を宣言した。

結果は二勝一敗。

こちらの勝ちだ。

「最初、負けちゃいましたけど勝ちましたねー。

 でも、初戦の相手、勝ち目なくないですか?」

「あー……ユウキは攻撃じゃなく拘束を狙うべきだった。

 カイも拘束目的で能力を使えば、行動不能にできてた。

 それに、よく見たらラグがある。アリサなら即死させて勝ってた」

「……」

「まぁ、殺しは禁止だからな。その手は使えない。

 無敵ってわけでもないさ」

「……」

「くだらない政治ごとは終わった。帰るぞ」

「はい」

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