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家
ショウの家には、今はリアも住んでいる。
「そういえば……自分の家、どうしてるんだ?」
「物置きです」
「社宅の福利厚生を無駄にするな」
「この家広いですよね~。快適です」
「物置部屋がお前の寝室になったがな」
「私は別に、一緒に寝ても――」
「いや、駄目だろ」
「はーい。……じゃあ、ご飯にしましょ」
湯気の立つ鍋を前に、リアが箸を持つ。
「それにしても……あの覆面男、強いですね。警官が六人がかりで倒されたらしいです」
「アリサなら倒せそうだがな」
「でも、難しいですよね」
「あいつは特別だ。恋人の就職先が警察署だと思い込んでやがる」
リアは少しだけ顔を曇らせる。
「使い勝手が悪いし、制御も効かない。だから自主的に捕まえに行けない。
……事件を起こさせないために、警察官扱いで保護してるようなもんだ」
「それにしても……血を操る能力ですか」
「あの時、アリサが来なかったら……負けてたかもしれないな」
「ですね。鍛えないと」
「……だな」
鍋の中で、静かに具材が揺れる。




