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Web小説の長文タイトル作品は読む価値なし!良質な小説のタイトルは短いのだ!

作者: 倉木おかゆ

 先日、こんなことを言ってる人がいた。


 Web小説の異世界ファンタジーは、長文タイトルの作品ばかりだ。タイトルで大喜利でもやってんのか?


 長いタイトルの文章で中身がうかがえる。読まずとも面白くないのが分かる。読む気にならないし、読む価値は無い。


 本当に面白い小説のタイトルは、短くて簡潔なんだ!


 みなさん。ひどい言い様だと思いませんか?


 読まずにお前に何が分かる!? 小僧!


 それに短いタイトルの作品だって、面白くない作品は腐るほどあるわ。


 さて、そもそも問題となっているのは、なぜWeb小説は長文タイトルが多いのか?


 この問題に注目してみましょう。


 想像してください。あなたは今、本屋にいます。文庫本の小説コーナーを覗いてみましょう。

多くの本は短いタイトルでしょう。


 試しに1冊の本を手に取ってみます。タイトルは、「斜陽」の二文字。


 タイトルから内容は想像つきますか? タイトルを見ただけで買う気になりますか?


 まあ、作者が太宰治なので、太宰が好きな人は買うでしょうね。


 それは置いといて、その本の裏を見てみましょう。簡単なあらすじというか、概要が書いてあります。さらに本を開いて、最初のページを読んでみましょう。そして、中身が気に入れば購入に至る。


 これが紙の書籍の利点です。


 表紙の絵などからもイメージされる場合があります。


 さて、Web小説の場合はどうでしょうか。小説家になろうのサイトにログインします。


 ランキングや新着小説のリストがずらりと並びます。小説の多さは、本屋よりずっと多いです。


 つまり、タイトルから手に取る選択肢が異様に多いのです。


 もちろん、タイトルをクリックすれば、詳細な情報が表示され、あらすじなど確認できます。


 紙の書籍と違い、表紙イラストなどありません。


 読者は、膨大なタイトルの中から、読むべき小説を選択しなければなりません。


 ランキング上位だから面白いかも、そういった趣旨から選ぶことも可能ですが。


 読者が一番に見る入口は、タイトルなのです。


 ここで、先人たちの知恵で生まれたのが長文タイトルなのでした。


 「斜陽」じゃあ意味は分からないけど、長文タイトルだったらどうでしょうか?


 「没落貴族の私が伊豆の山荘で暮らすことになったら、戦地で行方不明だった弟が帰ってきたんだが」という長文タイトルだったらどうでしょうか?


 タイトルのセンスの問題もありますが、ちょっと興味をそそられませんか? クリックしてみようかなと思いませんか?


 長文タイトルは、莫大なタイトルの海で少しでも読者の興味を惹かんとする知恵と工夫なのです。


 この経緯を知っていれば、長文タイトルの作品は読む価値がないなどの言葉はナンセンス。


 さらに、長文タイトルの中に「異世界転生」「チート」「悪役令嬢」「婚約破棄」「溺愛」などのキーワードで自らカテゴライズすることで、狙った読者層にアピールできるのです。


 結局、長文タイトルだから面白くない。タイトルが短いから面白い。そんなのはデタラメで、読んでみないと作品の面白さは分かりません。


 読まなくても分かる。面白くないし、読む価値がないと言ってる人は、ただの食わず嫌いですね。


 そんな先入観、早く捨てなさい。


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― 新着の感想 ―
 ごもっとも。  タイトルが短くて簡潔なら面白い小説と言えるなら、自分が昔書いた「褌」って一文字のタイトルの小説なら、タイトルの文字数だけからいくとノーベル文学賞モノの作品になりますからね。  そん…
タイトルって難しいですよね。長くし過ぎて分かった気になってしまうものもあれば、短過ぎて興味が惹かれないのもあるし。
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