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JK老中、幕末って美味しいいんですか?  作者: AZtoM183
15.和親条約
189/201

間話.[ちょこっと歴史解説]和親条約とは何だったのか

嘉永七年(1854年)三月、

幕府はアメリカ合衆国との間で

日米和親条約

を締結しました。


この条約は、

しばしば「開国の始まり」と一括りにされますが、

内容そのものは、非常に限定的なものでした。


■ 条約の主な内容

•下田・箱館(函館)の開港

※通商の自由化ではない

•難破船・漂流民の救助

•両国の平和的関係の確認


関税や自由貿易については、

この条約には含まれていません。


つまり和親条約は、


「商売を始める約束」ではなく、

「戦争をしない約束」


でした。


■ 幕府側の認識


当時の幕府にとって、

この条約は理想的な選択ではありません。

•軍事力は不足している

•財政も逼迫している

•技術的な差も大きい


その中で、


「戦って排除する」という選択肢が、

現実的に成立しない


という判断が、

最終的に形を取ったのが和親条約でした。


■ なぜ批判を招いたのか


条約締結後、

攘夷を唱える声は弱まるどころか、

むしろ強まっていきます。


それは、

•条約が国論をまとめた結果ではなく

•割れたままの状態で結ばれた


からでした。


和親条約は、

混乱を終わらせる出来事ではなく、

次の対立を生む出発点でもあったのです。


■ 物語の中での位置づけ


この章で描いている和親条約は、

•勝利でも

•敗北でもなく


避けられぬ現実を、

公式な形で引き受けた出来事


として位置づけられています。

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