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「前世」の記憶が蘇りもう3年も経ち今は8歳だ。

私は今、二つ下の妹と中庭で遊んでいる。

妹の名はレイラ。私と同じ栗色の髪に水色の瞳。

「前世」では一人っ子だった為、妹が出来てとても嬉しい。

ありがとうお母様。この子を一生大事に育てます。

そう心に誓った。

また私は魔法が使えるようになった。

属性は水。

私は魔力があまりない為そんなに強力ではない。



「お姉様? どうしました?」



「え?」



「とても暗い顔をしていましたので…」



「そう? でもなんでもないわよ」



「…お姉様は笑っている方が素敵で可愛いです!」



「レイラ……」




私はレイラを抱き締めた。

なんて可愛いんだこの妹は。

天使か。天使なのか。



「ミリアナ、レイラ」



お父様がひょこっとドアから顔を出して言った。

なんだろうか。



「なんですか?」



「メルヴィル君が遊びに来たよ」



「ヴィーが! わかりました。行こうレイラ」



「…はい!お姉様!」



私達は屋敷の門前に来た。

ヴィーとは最近父の友人 エドラス・レイ・エーテリアスの義理の息子 メルヴィルの事だ。

無口で少しひねくれている性格。

メルヴィルは魔力がとても強く両親に危害を加えてしまい封印されていた所をエドラス様が助け出しそのまま親子に。



「ミリアナ…」



「ご機嫌ようヴィー。最近また新しい魔法書が入ったの! 一緒に見ましょ?」



彼はコクリと頷いた。

綺麗な黒髪が揺れる。

私は彼の手と掴み歩き出した。







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