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第一章 異世界転生

 私の名はミリアナ・ロズワール。齢5歳。


 此処、ミラージュ王国の公爵令嬢である。


 私には「前世」の記憶がある。

先日私は階段を踏み外し転落。

その時に「前世」を思い出したのだ。

「前世」ではアニメ好きな唯の女子高校生。

不運な事故により私は転生した。それも魔法で溢れるこの世界に。

魔法は「前世」からずっと憧れていた。

きっかけは小さい頃某青い猫型ロボットの映画を見てからだ。

それを見て使ってみたい! と思ったのだ。

そして現在私は母の友人に誘われたお茶会に来ている。

周りを見ると蝶よ花よと育てられていそうな子ばかり。



「ミリアナ様!」



「なんでしょうか?」



 振り向くと私とあまり年が変わらなそうな御令嬢がいた。

両手でお皿を持ちそのお皿には美味しそうなクッキーが並べてある。



「此方の菓子、わたくしの家の料理人が作った物でしてとても美味しいのです!」



「そうですの?ではお一つ頂きますわ」



 サクッと私はクッキーを口の中に入れた。

こういう時に思う。公爵家令嬢に転生してよかったと思う私がいる。



「ミリアナ様!」



「どうしました?」



今度は私より1、2歳年下の様な子供達が4人いた。

可愛いな…これでも中身は成人している。

こう小さな子供を見ると可愛く感じる。



「今日はこの絵本を読んでもらってもいいですか?」



男の子は両手で絵本を持ち上げた。

他の子達も読んでもらいたいそうな目で私を見てくる。

そんな目で見られると断れない。

なので



「いいですわ。ではこちらで読んで差し上げましょう」



私はベンチに座り本を開いた。

皆わくわくしながら本を見る。



「では読みます。…今から約500年前、悪魔と魔王が世界を侵略しようとしていました」



ちょっと待て。

これって確かこの世界では本当にあった話じゃないか。

前に一度、父から聞かされてた。

この絵本…実話を元に書いているのか。

勝手にそう思い私はそのまま読んでいった。



「ミリアナ嬢は本当に聡明ですわね」



「わたくしの子にも見習ってもらいたいわ」



奥様方聞こえてますよ。

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