表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者がいっぱい  作者: 白石めぐみ
22/35

閑話3・私の、恋人(?????視点)

今回は2話投稿です。

ストーカー目線の話です。

書いている私ですら引くぐらい病んでいるので、この閑話は読まなくてもわかるように次話も書いてます。

苦手な人は読み飛ばしてください。

何もかもがつまらない。

両親は普通のサラリーマンとパート。

パッとしない容姿、頭も平均並み。それなのに私には口うるさい。一度、暴れて殴ってやったら、二人ともそれ以来私の顔色を伺うようになった。

『幸せ』を見せびらかす奴はすべて攻撃対象。

片っ端から否定してやる。SNSでそれをやるとブロックされる、が、蛇の道は蛇。そういう仲間を募るサイトを利用すれば、やっつけれた。泣きながら、やめてったのを見るとスッキリ。



祖父母はあからさまに私と従姉妹達と差別する。

「あの子が何を考えてるかわからない」

他人だから当たり前だ。腹が立ったから、従姉妹が買って来たばかりのゲームを奪う。『バイトでお金を貯めて買った?』知らねえよ。じーさんが慰めてっから買ってもらえばいいじゃないか。




ゲーム、とりあえずやってみる。ネット内で評判良かったのに糞ゲーだ。絵と声優は合格だが、色々面倒くさいし、何よりも『悪役令嬢』のはずのライバルが、完璧ロボット過ぎ、まあ、処刑された時は大笑いしたが。ゲームは適当にやって、ネオクで売ろう。




ある日、近くの高校生の集団の中にあの『悪役令嬢(アレキサンドラ)』そっくりの人物を見つけた。ゲーム内での憂さ晴らしの対象にしようと近づこうとしたら、躓いた。

地面に無様に転ぶかと思ったが、それは逞しい腕によって阻止された。

「大丈夫ですか?」

目の前にいるのはあの女そっくりなのに、声は男だ。

いやよくよく見ると、制服も男子用だ。

「怪我、してない?」

こくこくと頷くと、彼は「良かった」と笑った。

運命の相手だ。だから巡り会えて『良かった』と言って笑ったのだ。

「それじゃ」

うふふ、『それじゃ(また)』なんて。




彼を調べた。名前は『大野木晶』。文武両道、容姿端麗、近くの有名私立高校に通う男子高校生。成績は常にトップで、やっている居合で雑誌にも載っている。

私は毎日思いの丈を込めて手紙を渡している。彼はもちろん喜んで受け取ってくれる。幸せだ。

だが彼と私の間を邪魔する奴がいる。

彼に話し掛け「しんゆー」と呼びかける女。

彼が作り笑いで答えてるのわからないの?

邪魔な女は味方を連れてきた。法律の勉強をしている兄?何、それ自慢してんの?

「いや、変態兄貴を自慢するような地に落ちた行為はしないよ。わたしどれだけ痛い奴よ?」

不可解な表情を浮かべた女に、女の兄は軽く頭を殴ってる。

「愛理は黙ってような。

遠山真紀子さん、貴方の行為に晶は迷惑してます。やめないなら、俺の付き添いの元、今から警察に届けを出します。

相手は未成年ですし、貴方は明らかに常軌を逸している。接近禁止措置は覚悟して下さい」

男はそういうと席を立った。「いいの?」女が訊くと男は頷いた。

「あれは、だめだ」

あははは、私と彼の絆の深さに負けて帰るのね、ザマァ。いい気味だ。




なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、

接近禁止し命令って何!!

私を閉じ込めて監視って何?

警察が来て説明して、私、ストーカーじゃないっ!!

あの兄妹が捏造したのね!!わたしと彼が付き合ってるのが羨ましいから!!妬んだんだ!!

出ようとするとじーさんが邪魔をする。彼とのデート、試合も見に行くって約束したんだから!

何よ、その哀れなモノを見るみたいな、はあ?!お前は哀れで醜いですって?!

私は、ナイフでじーさんを刺した。

そのまま、彼の待つ学校まで。

あ、交差点にいた。やっぱり、あの女がまとわりついてる。排除しないと。ナイフを持って近づく、あともう少し。



キキキキキキキキキキキキッ



甲高いブレーキ音。突っ込んで来るバス。

あ、これでいいかも。これって結婚の時にする近いみたい。


死が二人を分かつまで、なんて





見ると白い空間、の中で豪奢な美形が書類と格闘している。

「君は危険人物だから戦場世界行きだ。そこでサッサと死んで、魂再生ルートに入ってくれ」

ロクな説明もせずに死んでこい?ふざけんな!!

私は違う転生さきを掴んで転生ルートに入ってやった。

怒ってる美形の顔で溜飲を下げた。




転生したら、すでに成人のキャリーと言う侍女だった。勤めてるのはパージェンシー公爵家。

あの忌々しいアレキサンドラのいる家。公爵はまあ、及第点。公爵夫人はもうすぐ死ぬ。あの長男も。

そうすれば私が公爵夫人だ。

前世の運命の人の分まで幸せになるわ!!

表題の?????は、大野木晶が彼女の名前を知らないからです。

及川歩夢は自分の情報網で彼女の名前を調べあげました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ