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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私の彼氏はヤンデレです

私の彼氏はヤンデレです。

大学1年の時に出会って一目惚れした私は彼に告白。もちろんOKをもらって付き合うことに。

最初の数か月は、普通の恋人同士でした。でも段々彼の束縛が激しくなってきたのです。

まず、彼は私の友人関係に口出ししてきました。私が同性異性関わらず彼以外の人と親しくするのを嫌うのです。

次に必ず彼の視界の中にいるように義務付けられました。大学でも、彼のバイト先でも、彼の家でもずっと一緒です。

ボッチで活動範囲の狭くなった私は、どんどん彼に依存していきます。でも不幸だとか苦しいとか思ったことはないのです。だって彼は私のことを愛しいてるから。これは彼の愛の形なのです。そして、そんな愛を注がれている私は幸せです。惚れた者負けですね。


そんな彼との幸せの日々に波乱は突然やってきました。見知らぬ女が彼の隣にいるじゃないですか。しかも腕を組んで仲良く談笑してやがる。

私は、浮気野郎に問い詰めてやろうかと思いました。修羅場ってやつです。でも彼の顔を見て気づいたのです。彼は私が近くにいるのを知っています。そう、これはわざとです。私が嫉妬しているのを見て彼は楽しんいるのです。彼は嗜虐の趣味もあるのです。これも彼の愛の形なのです。そして、そんな愛を注がれている私は幸せです。惚れた者負けですね。


彼の愛で幸せな私は、当て馬の女を哀れに思い「私が彼の彼女ですよ。」「あなたは彼に遊ばれているだけですよ。」と色々忠告してあげました。女は泣きそうになってました。まったく私の愛が欲しいからって見知らぬ女に可哀そうなことを。

忠告の甲斐あってかその女は彼の前から消えました。またいつもの穏やかな日々に戻りました。


しばらくの平穏の日々ののちにまた波乱がやってきました。彼の友人と名乗る男達に囲まれたのです。

彼に近づくなとか接触禁止命令だとか訳の分からないことをほざいてます。

きっとあの女の仕業なんでしょうね。彼に相手にされないからって嫉妬からこんな酷いことを。

私が彼からどれだけ愛されているか、こんなことをしても無駄なことをその男たちに説き伏せてやりました。男達は、情けなく帰っていきまた。愛の勝利です。


その日の夜に両親が私の処を訪ねてきました。なんと彼氏と別れて実家に帰れというのです。普通親なら娘の恋を応援するはずなのになんて冷たい親。そういえば彼の生家は格式のある家と聞きました。庶民の女とはと彼の両親が反対したのでしょう。ああ、なんというロミオとジュリエット。


私は両親の勧めで入院することになりました。どこも病気じゃないのにと嫌がっていたらどうやら彼と結婚するために健康状態を検査する必要があると説明されました。それはすぐ入院しないと!

彼の家は名家だからきっと嫁の健康状態も条件に入るのね。それなら私は大丈夫。彼のバイト先の店の前で何時間も張り込んでも、毎晩彼の部屋の前にはりこんでも、風邪の一つもひかないこの健康な体に感謝。


最近、意識が混濁している。検査の結果、重い病気が見つかったらしく閉鎖病棟というところに移された。狭い部屋に一人でずっといると気が狂いそうになるけど問題ないのだって彼が毎日面会に来てくれるから。彼ったら白衣で面会に来るのよ。何かのプレイかしら?彼の愛で気が狂いそうになるわ。


うふふ・・・。あははは・・・。






大学に入学して数日したころに、変な女に告白された。「婚約者がいるので」と丁重にお断りした。

その日から、その変な女のストーカー行為が始まった。大学の構内、バイト先、マンションの部屋の前とずっと僕に付き纏っているのだ。

話しかけてくるわけでもなく、迷惑行為をしてくるわけもなく、一定の距離からこちらを見つめてくる。元々、他人に興味がない僕は付き纏われても実質的な被害がなければ気にならないのでずっと放置していた。

そのうち興味もなくなってストーカー行為もなくなるだろうと思いながら一年が経過した。

相変わらず変な女は僕にストーカーしていた。


新年度になると1歳下の婚約者が入学した。僕の愛しい愛する人だ。卒業したら結婚する予定だ。待ちきれない。

そんな幸せな僕に波乱がやってきた。あのストーカー女だ。あの女、あろうことか僕の婚約者に絡んだのだ。ストーカー女に罵倒されショックを受けた婚約者は悲愴な顔をしていた。

愛くるしくて素敵な婚約者の笑顔を曇らせたストーカー女に鉄槌を下してやる。


僕はまず警察にストーカー被害を相談した。警察は動いてくれてストーカー女に僕と婚約者に対しての接触禁止命令がでた。接触禁止命令を受けたストーカー女はそれでも僕にストーカーしようとして警察官相手に暴れたらしい。

結果として、大学を辞めて両親の元へ帰ったストーカー女は精神病院に入院したそうだ。現実と妄想の区別がつかないそうだ。


これで一安心かと思ったが急に不安になってきた。ストーカー女が外へ出てきたらどうしよう。また違うストーカー女が出てきたらどうしよう。婚約者にストーカーする男が出てくるかもしれない。むしろ、婚約者に近づく男はすべて敵だ。女子会とか言って僕から引き離そうとする婚約者の自称友人というやつも敵だ。婚約者には僕だけいればいいんだ。


そうだ。家を買おう。誰にも結婚生活を邪魔されないように海外にひっそりと家を買おう。婚約者に危害を加えるものを避けるために地下室のある家がいい。

そこに婚約者を閉じ込めて大切に大切に愛でよう。


ああ、楽しみだ。待ちきれない。

僕は今日も婚約者を外敵から守るために監視しながら幸せな家族生活を練る。


拙い文章ですが、読んでくださってありがとうございました。

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