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仲間

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お願いします。

ぱちりと目を覚ますアルマ。

 「?」

 顔に?マークが浮かんでいる。

 ここは城のクロキがいつも寝ている部屋。そのベットに今アルマは寝ている。

 「目が覚めたか?」

 俺は優しく笑いかける。

 「ここはどこだ?」

 きょろきょろとあたりを見回している。

 「グッ」

 体を起こそうとして背中に痛みが来たのか苦悶の表情をしている。

 「覚えてないか?模擬戦のこと」

 「も、ぎ、せん……あっ」

 数秒考えてから声を上げてそこから下を向いて黙り込んでしまう。顔はよく見えないが耳が真っ赤だ。

 「模擬戦の前のことも思い出したみたいだな」

 にやりといい笑顔でアルマに言う。

 「そうだなあ、じゃあ今夜俺の慰み者に………」

 慰み者にというところでビクッと震えるアルマ。マジかわゆす。

 「冗談だよ」

 ハハッと笑いながらアルマの背中をさする。軍服はすごくいい生地を使ってた。

 「お前は………」

 まだ赤い顔を上げたアルマ。

 「冗談なんてわかってたさ、私みたいながさつで無愛想な女」

 自嘲気味につぶやくアルマ。その手を俺は強引に握る。

 「お前は十分魅力的だよ」

 「へ?」

 真摯にアルマの赤い瞳を見ながら訴えかける。

 「ほんとに?」

 「ああ、ほんとだ」

 俺がやさしく笑いかけるとそうかそうかとうなずくアルマさん。

 良しと心の中でガッツポーズ。

 俺は少年漫画の主人公じゃない、だからアルマさんのことを好きですよオーラをだしアルマさんの気を引くそしてあとは………ご想像にお任せします。

 イケメンに生まれなおしたしハーレム作るぜ!お母さん………ぐっじょぶ。

 「それでお願いなんだが」

 次は真剣な話なので真面目な顔になる。

 「お前には俺の協力者になってもらう」

 にやりと真面目な顔になったのに口が裂ける。

 「協力者?」

 「ああ」

 俺はそのあと実は元勇者とか転生者とかいろいろ話しました………

 「元勇者の転生者か………なるほどだからあんなに強いのか」

 納得とかいう顔してうんうん言っているアルマ。

 「驚かないのか?」

 納得してしまっているアルマに首をかしげる。

 「ああ、こちらの世界には結構転生者はいるしな」

 そういえば結構な頻度で転生者っているらしいな。

 「話を聞いたはいいが私は何を協力するんだ?」

 「簡単さ」

 にっこりと笑いながら 告げる。

 「俺の駒になってほしいんだ」

 「駒、か」

 顎に手を当て考えるしぐさをしている。

 「なぜ?魔王になれば……いや魔王のための儀式を受ければ部下なんていらないほどつくぞ?」

 「俺がほしいのは部下じゃなくて頼れる駒……いや仲間がほしいんだ」

 少し殺されたことを思い出してしまったので苦い顔をする。

 「そうか」

 さっき殺されたことも話したので察してくれるアルマ。

 「わかったそのお願いを聞こうか」

 微笑みながら言ってくるアルマ。

 やばい笑顔がまぶしすぎるこのままじゃアルマに肩入れしてしまう、俺はハーレムが作りたいんだ!

 「あとの二つはいいのか?」

 「ああ、あとの二つは、絶対に俺を裏切らないことと。自分の命を一番大切にすることだ………アルマが死んだら俺は悲しいと思うから」

 悲しそうな顔でアルマを口説く俺。

 「そうか……」

 照れるアルマ。これいけるぞ!

 でも下準備は大切だ、この期間が今後を決める。

 

 

 

 

あと少し―いつまでかかるかわからない―で敵と戦う、はず?

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