表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

2nd

赤髪の青年は、名を黎という。

その同居者である水色の髪の少年は光月。

黎は朝食の用意をすると、昨日から眠りっぱなしの光月を起こしに扉を開けた。

すると光月は既に起きていて、包帯を巻き直している最中。

光月は黎の存在に気付くと、すぐさま右手を隠した。

そして取り繕うように微笑む。

「レイちゃん…おはよ」

「飯の用意してあるから早くしろよ」

黎はそう伝えると部屋を出た。

光月は普通に見れば人殺しをするような人ではない。

だが彼は…二重人格なのだ。

それらしい理由はあるが、実際なぜそうなったのかは誰にもわからない。

ずっと一緒に居るのに。

黎と光月は幼馴染というものだ。

だから全部知っている、知られている。

光月に両親がいないことももちろん知っている。

そう考えているところに支度を終えた光月がやってきたので、彼らは朝食を共にした。

休憩もそこそこに彼らは靴を履く。

そして基地へと向かうのだ。

なぜなら彼らは『特殊部隊・SEP』のメンバーだから。

SEPとは『Supernatural power Elemently Police』の略であり、兄弟であり敵である星、FSEとの戦いに備え置かれている警察だ。

だが、普通の警察とは違い、特別な能力を持っている者のみで構成されている、いわゆる軍隊のようなものである。



彼らが基地の中に入ると、待ち構えていたかのようにやってきたのはSEPのリーダー・啓太 。

彼は黎よりも長めの桃色の髪を持ち、リーダーという威厳よりも優しさを強調するような整った顔立ちだ。

その彼が言った。

「今日から一人、メンバーが増えるんだ」

そして啓太の少し後ろに控えていた、少年のような容姿をした金髪の少女が背後に手招きをする。

すると奥の扉から、小柄で可愛らしい少女が現れた。

萌黄色の髪を顔の横で軽く二つに結っていて、ピンクのワンピースを着ている。

「…未来と言います…よろしくお願いします!」

彼女は緊張しながらもそう告げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ