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Introduction
人は誰でも、心に宝石を持っている――――…。
2150年、科学の進歩した世界で、人間たちはある惑星を見つけた。
それはFSE、First Similar the Earthと呼ばれる地球の兄弟星だった。
人々の半分ほどはFSEに移住した。
しかし、地球と同じくらいの少量の資源しかなく、彼らはFSEを発展させる方法を思いついた。
――――人間をエネルギーに変えれば…。
人間の心に必ずある『ハート』と呼ばれる存在。
それが無くなったり、割れたりしてしまえば人は死んでしまう。
だが、FSEの人々はそれをエネルギー資源として使おうとしていたのだ。
逆に、人間にICチップを埋め込み、完全な奴隷として扱う方法も使われた。
FSEの人々が勝手に行うことなら良い。
だがその星の人々は…。
地球の人間を資源に使おうとしていた――――…。