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バツイチ男と猫一匹  作者: あかりや


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心痛めそう

『あんかけチャーハン、海鮮塩焼きそば、天津飯でよろしいですね?』

『はい、お願いしまーす』

『福山さん、天津飯ってよく食べるの?』

『いーや、初めて食べるよ、ここでは』

『アタシも食べないなーうわぁっ』

『どうしたの?松山さん?』

松山さんが指を指して、ため息をつく。

『あー成程。あの人(松江)ね。残念』

空気を呼んで、福山さんも小声で喋る。

『あの人って、製造部の松江さんだよね。何?どうしたの?』

俺は、午前中の経緯を話して、福山さんも理解した。

『はぁ~だから、昼飯がここだったのね〜しょうがないよ、同じ、会社だしw』

『あー最悪。お昼ご飯食べて、忘れようとしたのに、また、モヤモヤするよ〜』

『たまに、みるけど、あの人(松江)は、1人だよね?いつも』

『そうなの?福山さん、俺は、分からないけど…まぁー俺も、デスクで1人飯だしねw』

『そうだよ。千葉さん、毎日、カップ麺ばかりで、心配になるよw野菜とか、家で食べてる?』

『んーキムチとか、野菜ジュースとかは、一応ね』

『えーそうなんで、大丈夫なの?去年の健康診断で引何か、再検査でました?』

『なにもない。全部、異常なしw凄いでしょう〜結婚してた時から、こんな感じの食事だったからね』

『えー前の奥さんって、お弁当とか、作ってくれなかったの?因みに、うちは、子供が弁当の日だけ、作ってくれるけどw』

『ちょっと、福山さんっ』

『別に、平気だよ、松山さんw元嫁は、看護師だったから、時間が合わなくて、弁当なんて、皆無だよ。晩飯も1人とか、ザラだったよ。だから、野菜ジュースとか、常備して、お互い飲んでたなぁ〜。あー胸が痛いw悲しぃ、心がえぐられたw』

『あーゴメン?嘘でしょ?ご飯は、奢らないけど、これあげる。美術館のチケット4枚。これで、心癒してw』

『えっ何か、逆に申し訳無いですけど…どうしたの?このチケット』

『いや、この前、知り合いから貰ったけど、うちは誰も興味がないからさぁ~。誰か、貰ってくれるといいなーってw来週の金曜から2週間位、やってるみたい』

『いいの?松山さん、いる?』

『アタシも無理かな?子供の予定があるし…』

『という訳で、千葉さんにあげますw丁度、良かったwいらなかった、誰かにあげても、捨ててもいいですよ~』

『相手を探すところからかぁ~これは、これで、心痛めそうw同じ年のオジサンしか、心当たりがないしw』

『えー他、誰かいないの?香取さんとか、誘って行けば?』

『なんで香取さん?そういえば、業務メールのやり取りしか、してないなーでも、香取さんを誘うのは…』

『千葉さん、香取さんと仲良かったし、別に誰でもいいけど…特に意味は無いですよw』

『そうだね。香取さん、美術館とか行くって、前に言ってたような…いいと思うよ。千葉さん』

『松山さんまで…はいはい、考えておきますよ』

『天津飯、お待ちどう様でーす』

まぁー考えとこ。




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