演習前
◼️4日前に決まった内容を、二人に話し二人にも参加させるむねを伝えた。
「海斗様二つ程質問をお許し願えますか?」
「なんだ?一条」
「私達はまだこの任務に行けるレベルではないと思うのですが、何故参加するのでしょうか?」
「確かに、お前らのレベルではまだ高い壁だ。それは認める。でもな、その壁を越えるもしくは破るきがいがなくてどうする」
「なるほど、最後に海斗様はあの紅い鬼がいる可能性はどのくらいだと思ってらっしゃいますか?」
「今ある情報から大まかにしかわからんが、アイツに意思や行動習慣があるなら、確率は八十パーってところかな」
「その根拠は」
「今何者かにドローンを破壊されたのは言ったな」
「はい」
「それと、紅い鬼が組んでドローンを落としたと仮定したらどうなると思う?」
「⁉それはアンノウンが協力関係をきづいていると言う事ですか!?」
「まぁそうなる、でもこれは俺の仮説に仮説を兼ねた想像、根拠は薄いし証拠はない。現段階では時期総称だ。でも悪い方向に仮説を建てて置けばいざとなる時慌てずに住む、覚えておけ」
「はっ!」
「三咲お前は何かあるか?」
「海斗は、いや海斗様は何故この任務私達を同行させようと思ったのですか?」
「単純にお前らの技量や技術をわからせる為でもある。まだまだお前らが最前線よりどれ程遠いかのな、まぁ他の隊のセカンドとの差もお前らは知る事になる。最前線と防衛ラインとの差がどれ程高いか。そして何故、この俺は何故ナンバーズでもNo.1で頂点なのかもな、お前らの未熟差痛感するだろう。勉強だと思え命掛けのな、アリス入ってきてくれ」
「ほいほいさっさ」
◼️扉から入ってきたのはアリスだ。
「初めましてお二人さん。海斗君のサポーター件、スポンサーでも二上アリスだぞ!」
「二上ってあの!」
◼️叶は知ってる様だ。一から始まり七で終わる家々はナンバーズのスポンサーもしつつかなりの権力者である。
「その二上家の長女だぞ」
「今回の任務をお前ら三人に任せる」
◼️二人だけ驚き、先に三咲が口を開いた。
「本気⁉私達じゃ!」
「うるさい、三咲」
「……」
「お前らは俺のセカンドだ。お前らをどう使うかは俺の人選によるものだ。誰であろうと横やりはいれさせない。アリスお前は二人の意見をまとめ俺に報告しろ、極力お前は口を挟むな、これは命令だ」
「了解したぞ!でも海斗君も高いハードルを用意するよね。私の時もそうだったけど」
「高くなくて、どうする?それにこれで根をあげるなら、セカンド除名もありえる。だからこそ、その高いハードルをクリアしたアリス、お前には最大限の信頼を置いてる。スポンサーとは関係なしでな」
「そうめんと言われると照れるぞ、確認だぞ。私は口を挟まず助言もダメ、あくまで二人の作戦に乗っかるであってる?」
「それでいい、俺のセカンドになっての初任務が本当に初にならない事を祈ってるぞなんてな。作戦はここで考えるといい」
「ほいほい、わかったぞ。あー海斗あった時に言おうと思ってたんだけど、例の画像の解析結果回ってきてるぞ!」
「そうか、それは作戦提出時に一緒に見る。急ぐ必要もない。俺は少し実家にかえる。暫く帰ってないからな」
「了解だぞ。通信はいつも通りにするぞ」
「あぁそれで頼む」
◼️海斗部屋を出ていった。
◼️向かった先は本部より距離がある自宅へバイクを走らせた。五時間のも間バイクはノンストップで走らせると、風景は壊れた建物や朽ちた建物ばかりになり、破れた服を着た子供が座っていたり、たっていたりしていた。子供はアンノウンとの戦闘で家や両親を失った。身寄りのない子供がエデンを出るとめに写る。海斗程の権力を持っていてもどうしようもない事もあるこれがその一つである。
◼️バイクはバリケードを通り、一戸建ての家の前で停まる。
「何年ぶりかな」
◼️物思いにふけってブザーを鳴らすと母親が出てきた。
「海斗じゃない!」
「ただいま母さん」
「どうしたのいきなり⁉」
「任務の間時間が出来たからよってみた」
「そうなの、さぁさぁ入って」
◼️促されるまま家に入りまず先に仏壇のある居間へいき、手を合わせる。
「ただいま父さん」
「あの人も喜んでると思うわよ、海斗」
「ごめん、頻繁に帰ってこれなくて」
「いいのよ、わかってるから、渚も元気?」
「姉さんなら元気だよ。つい最近会議で会ったから」
「そう、よかったわ。海斗は大丈夫なの?」
「大丈夫だよ」
「嘘ね」
「え?」
「貴方は昔から嘘をつくと右手を握ったり開いたりするのが速くなるのよ」
「母さんにはかなわないな」
「それはそうよ、どうしたの?何があったの?」
◼️秘密事項と言う訳でもないので母に最近の出来事を隠さずに話した。
「そう三咲ちゃんがセカンドに」
「母さんは俺の選択は合ってたと思う?」
「それはわからないわね。でも貴方の合格ラインまで三咲ちゃんは到達してたんでしょ?」
「うん。それはそうなんだけど、アイツを俺の……前戦に置く事が合ってたのか?覚悟はわかった、でもそれで合ってたのかがわからない」
「渚と同じね海斗」
「姉さんと?」
「前に渚が似たような事言ってたわよ。海斗を前戦で戦わせる事が正しいのかって、でも戦ってくれないと私達がーって」
「母さんはその時なんて答えたの?」
「海斗。私から言えるのは一言だけよ。自分を信じなさい。貴方は見えるものはちゃんと見えてる。間違いがあったとしてもまたやり直せばいい。やり直せないなら自分で動く事、それしかないのよ」
「自分を信じる……見えるもの……ありがとう母さん」
◼️携帯の通知オンがなり、タグを開くと作戦立案が纏まったから直ぐに確認して欲しいと書かれている。
「母さんごめん。作戦をぎんみしなきゃいけなくなった」
「頑張るのよ海斗。私は貴方達を誇りに思ってる」
「ありがとう。いってきます」
「いってらっしゃい」
◼️来た道を軽くなった体でとばして帰る。それでも五時間より短縮できなかったが、気持ち的、体の軽さ的にも前よりはましになっていた。帰って本当によかったと思っていた。
◼️直ぐに部屋に戻ると、アリスだけがいて二人は帰せたとの事だ。紙に纏められた作戦立案に目を通した。
「なるほどな」
「海斗君、あの二人を殺す気?」
「いきなりだな、アリスどうしてそう思う?」
「海斗君もわかってるでしょ、最近じゃ新人も育つに育ってない、あの二人は原石だと思う」
「ほう、お前にそこまで言わせるか」
「模擬戦から二人ともそこそこやると思ったけど、作戦立案も私が口を挟む余地のない位完璧に近かった」
「近かったって事は完璧じゃないって事だろ?」
「それは前戦で戦ってないとわからないでしょ」
「だろうな、これを見る限りお前の言葉は合ってるだろう。でもな、俺と一緒いつ続けるって事は前戦で戦い続ける事を意味する。わかってるだろ」
「わかるよ。わかるけど、個人的には意見はない。でも、原石の二人を殺すのは二上家としては容認出来ないかな」
「安心しろ。いざとなれば俺がでる」
「本当だね?」
「あぁ、念の為にクロノスでいくこれでも不安か?」
「わかったよ。整備はしとく、海斗君があの二人を助ける可能性もあるってわかってホッとしたよ。私も準備するね」
「頼むぞ」
「了解だよ」
◼️クロノスとはナンバーズが個々で所有するユニーク武器の名称である。クロノスは海斗が愛用する武器で、周りからは黒い閃光と言われる由縁でもある。その中でもクロノスはアンノウンが降ってきた初期に作られたもので、速度が速く反動が大きい変わりに威力は大きいお墨付きの一本である。扱える者は今の所は海斗だけとなっている。大半が速度と反動に耐えられず、武器が手から離れてしまうのだ。