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静寂 2

 

 氷馬と話をしてから、数日経った時のこと。


 夕食後にテレビを見ていたら、超絶美麗な人の姿が映って、私は思わず声を上げた。



「この人、すんごい綺麗! 女優さんかな!?」



 すると、涼馬が、

「これ、ラマイエの王子だろ。めっずらしー。メディアになんか、絶対ツラ出さねぇ一族なのに」

 テレビに近づいてきて言った。



 気づけば、他の二人も、テレビの傍に来て画面を注視している。


 テレビにそこまで反応する三人を見るのは、これまでないことだったので、私はそれにも驚いて、画面と三人を、交互に忙しく眺めた。



「この顔だからネットに写真も流れるけど、速攻で削除されるよな。どういう組織体系してるんだか」

 蒼馬が溜息混じりに言う。





「ラマイエの王子? って、この人、男性なの!?」



 あんまり綺麗だから、女性かと思ってた、まじで。びっくり!



 日の光に煌く長い金髪が、紺地の服の背中にすべらかに流れていて、輝いている。

 白い肌も血色がよく、美しく整った唇は薔薇の花びらのよう。

 それから、見る者を圧倒する、鮮やかなエメラルド色の瞳。


 気高く、気品溢れる態度で、悠然と周囲の人と談笑している。

 長い髪や、白いサテンのリボンブラウス、紺のスーツの組み合わせの服装が、神々しい容姿を、見る者に女性と勘違いさせても当然と言えるほど優雅にしていた。



 冬馬たち四兄弟も整った顔立ちだけど、冬馬たちを月に例えるなら、この人は太陽というか。

 燦然と、輝いて見える。





「ミカエル・スマクラグドス。正確には王子じゃねぇけど。国じゃねえからな。国より手強い。世界中に散らばる、スマクラグドス一族の次期総帥だよ」


 画面を食い入るように見ながら、涼馬が答えた。



「詳しいんだね。私、全然知らなかった。世の中にいるんだね、こういう人って」



 素直に感嘆していると、涼馬が意地悪く目を細める。


「天敵だからな。オレらの、つうか、組織のか」



 天敵?




「この映像、いつのだ?」

「何年か前のだろ。北欧の王室の皇太子の婚約パーティに出席してる時の映像ってことは、十六かそれくらいの」



 蒼馬に答えた冬馬の話に、私は更に目をむいた。


 十六歳になんて、全然、見えない。

 見た目もそうだけど、落ち着き方も、堂々としていて。



「こいつ、父親そっくりだな。あの年取ってねーだろって容姿で、すっげーやり手の」

 涼馬たちの世間話に、

「天敵って、そんなに仲が悪いの?」

 何の気なしに、訊ねてみた。



「悪いなんてもんじゃねぇな。うちの組織が、チーム作って徹底して潰しにかかってるとこ。俺らは殆ど加勢してねーけど。ぶん取って壊そうとしてんだ、大財閥も持ってる一族だからな。でも、逆に妨害されて、てんで駄目」


「駄目?」


 おうむ返しにする私。




「まぁ、向こうのが、“正論”なんだけど」


 涼馬の言葉を受けて、蒼馬がぼやいた。




「通じないんだ。こっちから何度トライしても、歯が立たない」


 私に答えて、冬馬がそう言った。




「僕たちみたいに、超能力を使う集団じゃないけど、負の力を弾く防御が強いんだ。

 中枢の人間はラマイエ聖族と呼ばれていて、代々の総帥が二千年も祭祀を行っている家系らしいから、根本的な血が違うんだろうね。スマクラグドス民族そのものが、聖なる民族とか、祈りの一族とか、言われているくらいだから」




 聖なる、一族。


 二千年、って。どんな家系なのよ、それって。



 改めて画面を見入りながら、そう言われても、頷けてしまう人だと思った。

 人間離れした美貌もそうだけれど、存在のすべてが、光輝いているような。


 まさに、『選ばれ、神に愛され、天から使わされてきた人』という表現が、ピッタリあてはまる存在感。




 こんな人が、いるんだ。


 聖なる一族とか、話もチンプンカンプンだけど。


 世界って、広い。




「祭祀ってことは、宗教団体なの?」


「いや、それとは違うと思う」


 冬馬の返事を耳にしながら。

 そのとき、私は何か、空気の揺れを感じた。



 なんだろう? と思った瞬間、液晶テレビの画面に、ピシリッと音を立てて亀裂が走った。


 映っていた男性の顔に、不気味に切り込み、そして画面は何も映らなくなった。




「テレビ壊すなよ。お前が買えよ?」


 蒼馬が、呆れた口調で言い、涼馬は苛立った顔でそっぽを向く。




「いまの……なに?」



「リョーマがやったんだ」


 物慣れた態度で、冬馬に返される。




 …………涼馬が?




 初めて目の当たりにした、衝撃。


 幻想的で、理由のはっきりしない、光の柱などではなく。


 誰も触れていないのに、目の前で、破壊されたもの。




 話を聞いて、分かっていたはずのことを、見せつけられた。



 これが、念の、力。超能力。


 人間の、集中した想念を受けて、簡単に現われた現実。





「腹が立って、しょうがねぇんだよ。どうせオレは、向こう側には行けねぇ人間だからな。あっちが正義かもしんなくても、オレらは、生まれた時からこっち側に縛られて、どう足掻いても逃げらんねえ」





 向こう側には、行けない。

 向こうが、正しいのだと、理解していても。

 逃れられない道。



 生まれながらに、正しい道を生きられる、輝いている人。

 日の当たる場所で、一点の曇りもなく、光と共にある人。

 いま、画面に映っていた、あの人のように。




 けれど。

 自分は、そうなれないということ。そこには、行けないということ。

 日の当たる場所にいることが、許されないということ。




 なぜ、こんなにも、生きる道が違うのかと。

 まざまざと、知らされる、苦しみ。



 周囲を切り裂きそうな、尖った神経を、常にむき出しにする涼馬の、苛立ちでしか表せない苦悩の心を。

 私は初めて、感じ取っていた。 











 この家でのクリスマスは普通と変わらない日だった。信仰心なんかカケラもないという理由で。

 宗教の類を一切信心しない、こういうところは、親子揃って同じなんだなと思う。

 それでも、ケーキとシャンパンくらいはうちでは毎年楽しんでいたけれど、これから先、自分がクリスマスを祝うことは、二度とない気がする。


 神や、神の子を讃えることなど、この家では、

「ヘソで沸かした茶を飲みながら耳クソを茶菓子にしてする話題」

 だと涼馬が鼻で笑い、

「反吐すら出ない」

 と蒼馬も真顔で呟いた。


「神なんかいるわけがない。いたとしても、オレらには讃える義理はない。こんな悪行万歳の人間にしがみつかれたんじゃ、むこうだって不愉快でしかねーだろ」



 涼馬たちの自虐的な台詞にも心が騒がなくなったのは、諦めを知り学ぶことを、私が自分に許してしまっているからだ。



 森の中にひっそりとある礼拝堂も、この家の人たちにとってはただあるだけのもので、私もそこに行くことはなかった。


 一度、散歩がてらに近くまで行ってみたら、ほの暗い森に囲まれて静かに鎮座する妖しげな佇まいに怯んでしまい、それ以上は近づけずにUターンしてしまった。


 そんなに大きくはない建物なのに、長いこと放置されて古ぼけた外観が、お化け屋敷を彷彿とさせていた。


 上空にバタバタとカラスまで飛び交って、不気味に鳴かれてしまったら、更に怪しさ満載!


 怖がりの私は、一目散に逃げ帰るしかなかった。






 そんな調子で、大晦日もお正月もごく日常的に過ぎ、新しい年が明けた感慨も薄く、新学期がはじまろうとしていた。


 ここに居ることに慣れてくると、私もだんだん暇を持て余すようになってくる。


 勉強も編物も、毎日一人でやっていてもつまらない。

 車がないとどこへ行くにも不便な所なので、最低限でも自転車くらいは欲しいかも。

 今は雪が多いから、乗れないけど。


 豆から入れるのにも慣れてきたコーヒーを、ゆっくり用意でもしようかと、下に降りて来ると、午後の三時も回った時間に、涼馬がキッチンを占領していた。


 コーヒーを入れていいか断わりを入れてから、

「涼馬も飲む? ついでに入れるけど」

 と訊いてみると、

「いらねえ」

 と、味見をしながらの即答。


 肩を竦めて、一人分のコーヒー豆をロースターに入れる。



 涼馬は、オムライスを作っていた。

 食べ盛りだからなのか、家に居るとたっぷり五食は食べている。

 このおやつのオムライスだって、卵を五個も割ってるのを見た。

 このボリュームで一食って、彼の細い体でどう消費されているのか、非常に不思議。


 宅配の他に、ほぼ毎日、冬馬は、車で買い出しに出かけている。

 一リットルパックの牛乳とフレッシュジュース、二リットルのフランス産のミネラルウォーターを合わせて二十本近くが、この家ではそれらが二日と持たずに消費されてしまう。

 卵だって、涼馬一人で一日十個は使うから、毎日二十個は軽く消費してる。


 つくづく、すごい家だ。


 氷馬が食事をしないことを差し引いても、男が三人になるとこういうものなのかと、仰天させられる。




 そんなふうに、呆れ半分で涼馬のほうに気を取られていたら、コーヒー豆の缶を棚に戻すのにきちんと置いたつもりが置いていなくて、手を滑らせて缶を落としてしまった。


「あっ」


 と、声を上げるのと、閉め方があまかったフタが棚に当たった衝撃で開いて、豆がばらけるのが同時だった。


 その上、出来上がったオムライスを手に涼馬がすぐそばにいて、手元のお皿に豆が散らばってしまう不始末……。



「オレは、コーヒーいらねぇっつったんだぞ? オムライスにバラかしてどうすんだ!? これをオレに食えってんじゃねえだろな?」


「ご、ごめんっ、掃除機……」

「オムライス掃除機で吸うのかよ!?」

「そうじゃなくて、お皿のは拾ってもらって、床の豆を……」


 私だけだったらしっかり拾って使うんだけど、ここんちの人たちに、床に落ちて拾い集めたコーヒー豆を飲ませる度胸はない。


「掃除機なんか知らねーーよっ!」

 おろおろしている私を怒鳴りつけて、お皿を抱えて憤然とキッチンを出ていってしまう。



 ハウスクリーニングが週に一度入っていて、自分の部屋の掃除すらプロの人に任せているから、掃除用具の在りかすらさっぱりわからない。


 あちこちウロウロしていたら、庭で日陰の雪掻きをしている蒼馬を見つけた。

 私は慌ててガラス戸を開け、外履き用のスリッパをつっかけて外へ出た。


 けれど、慌てているときって重なるもので、

「掃除機を」

 と、言いながら、蒼馬のところまで走り寄よった途端。

 固まった根雪と、ちょっとした段差にサンダルを取られて、モノの見事に顔面からズッコケる一人劇場。


 久しぶりに地面に鼻で挨拶をしてしまった。



 ……い、イタすぎる……っ!

 なんでこうなるの、私っ。




 泣くに泣けずに顔を上げると、蒼馬が片手で口元を覆って、私を見おろしている。


「やっぱり、ものすごいドジくさいタイプ?」



 やっぱり? 

 おでこと鼻を摩りながらむむっと顔を上げると。


「慎重に気をつけようとしてみるみたいだけど、うっかり硝子戸に正面衝突したり、自分で開けたドアに頭ぶつけたり、階段踏み外して滑ったりしてるよね」


「…………」


 なんなのよ、この人……。


 人のことを、そこまで観察してるとは。




「空間認識力が乏しいのよ」


「それは、ドジじゃないという言い分?」


「ドジとはまた違うの。体育でも、短距離走や長距離走とかはいいんだけど、高飛びとかボールとか物を使うのは極端に苦手で、全然だめなの。

 ちょっとの段差を見誤ってよくつまづくし、遊園地のゴーカートに乗るのも得意じゃないの」


「それを世間一般では、ドジっていうんじゃない?」


「だから、違うのよ。脳神経の病気っていうか異常っていうか、そんな感じ?」


 よくわからないのに、負け惜しみもあって口から出任せなことを言ってしまった。



 蒼馬は目を見開き、その直後。

 両肩を震わせて大笑い。


「……ノウシンケイの、ビョウキ…………」


 自分で繰り返しながら、げらげら盛大に笑ったまま止まらない。



 蒼馬の突然の豹変に、こっちは唖然呆然。


 “悟り切った冷やかな光”を瞳に湛える人が、いきなりはじけて体を揺すって笑い始めたら、びっくりする。


 何事かと思う、激しく気でも狂ったんじゃないかしらって。




 私はしばらく、ツボにはまったらしい彼の一人愉快劇場を眺めながら、つくづくよくわからない人だと思った。


 いつものあの、無感情とか無関心とか無表情とか、どこへ行ったんですか? って問い詰めてみたいわ、小一日。




 次第に、いつまでも笑われているのが面白くなくて、無視して立ち去ろうとすると、

「あんたが、ここから離れて、組織からも干渉されずに自由に生きられる道が、ひとつある」

 唐突に、蒼馬が、まだ笑いを目に溜めたままでそう言った。


「子供を提供すること」



 続けられた発言は私にはピンとこないもので、

「子供? 誰の?」 

 と、訊き返す。


 でも、蒼馬はそれに答えず、微笑で私を見やるので。

 ようやく、私も、その意味を理解する。




「――――そんなこと、できるわけないじゃないっ」


 両手で体を庇うようにして、蒼馬から後ずさりしてしまう。

 別に、彼が、私なんぞを獲って食おうとしているわけでもないのに。



「どちみち、いつかは……この四人か、または《組織》の人間の子供を産めと、研究所から要求されると思う。あんたが呼び寄せられた最たる目的は、そういうことだから。ヒョウは、たぶん、あんたに何も話さないだろうから、一応、教えておくけど」



 要求、って。

 何なの、それは。


 要求されて、「はい、そうですか」って、言いなりになれと?


 確かに、訊いても、食い下がっても、何も教えてくれないわよ、あの人は。

 しつこく詮索する人間は救いようがない馬鹿だと、氷そのものの視線で一瞥されたら、口も利けなくなるもの。



 でも、もっともらしい理論で追い返して、不都合なことは本人の耳に入れないで包囲しようとするやり方は、《組織》のこと以前に、私は納得できない。


 今度捕まえたら、怯んでないできっちり問い詰めなきゃ。


 と、握りこぶしを固めるそばで、蒼馬が言う。




「《K》に属する女性は、殆どが即戦力としてより、繁殖力と見なされている。実際に交渉を持たなくても、体外受精という方法もある。俺たち四人も、そうして産まれた」



 体外、受精? 


 ……俺たち四人も、そうして?



 予想のつかないことばかり、よくもまぁ、次から次へと出てくること。

 溜息すら出ない。


 私が、この兄弟の誰かの、子供を産む? 

 ありえない。そんなこと。絶対に。


 これ以上、自分の人生を誰かに左右されたくない。





 滑ったときにスリッパが脱げて、私は靴下のままで立っていたことを思い出した。

 雪の冷たさが、肌にしみる。



「冬馬さんて……ときどき夜中に、散歩してるよね。雪があるときも、裸足で……」


 ずっと気になっていたことを、口にしてみる。




「あれは、あいつの気分転換」


 そう言った蒼馬が、ちゃんと知っていたことに安心していると、

「トーマが好き?」

 不意に、訊ねられた。



 ほんとに、いきなりなことを言う人だ。


 心の準備をさせることも、身構える余裕も持たせない。




 正直、好きだと言える、自覚はない。


 すごく、気になっていることは、そうだと思う。



 彼を見ていると、今まで感じたことのない感情が、私を揺さぶってくる。


 でも、好きかどうかは……わからない。




「トーマが話しかけると、あんた、女の子っぽい顔するから。トーマが気づいているかどうかは知らないけど」



 ……そんなふうに、見られていたなんて。


 恥ずかしくて、蒼馬の目を見られない。




 蒼馬は、雪掻きで使っていた手袋を脱ぐと、黒いダウンジャケットのポケットにそれを入れて、白い息を吐きながら言った。


「ヒョーマは、《組織》でも冷血と有名な程、情を見せない人間。俺は頭の切り替えが利くほうで、リョーマは末っ子のせいもあって、何でも素直に発散できる性格。

 トーマは……溜め込みやすいんだ。我慢して自分を納得させようとする。四人のなかで、というより、人間としても繊細で、優しすぎるから。あんたのような人間が、必要かもしれない」




「え? 私?」



「心が強い女だから」



 びっくりして顔を上げると、はじめて蒼馬から向けられた、やわらかな眼差に触れた。


 普段は、相手の心の表面を、視線で撫でる程度で。冷めた目で人を見ている彼の、はじめて私の中に穏やかに触れてきた、やわらかな眼差の力。


 少し顔を傾けて斜めに人を見る癖が、いろんなことから距離を置いて、客観的に物事を眺めている彼らしいと思う。


 マイペースな素振りでいて、冷静な観察眼でこの家の人たちを、見つめている存在。




「あいつが、限界まで来てるのは、誰も口にしなくてもわかってる。俺も、ヒョーマも、リョーマも。

 あいつが、ハウスキーパー的な役割をしているのも、それが自分の精神を安定させるものだと、トーマもわかってるんだ。日常的な雑事は、体から離れようとする疲れた心を、繋ぎとめる力もあるから」



 そんな理由が、あったのかと、驚いて。


 私は、そんなに強くないとも、考える。




 強くないから、共鳴してしまう。


 繊細で優しすぎる人が、人の生を操ることを余儀なくされて生きていくのは、壮絶な苦しみだろう、と。




 蒼馬の話に耳を傾けながら、家のほうをふり返る。目で探していたわけじゃないのに、窓辺に佇む冬馬の姿を見つける。


 あの窓は、冬馬の部屋。…………こっちを、見ている。


 私が気づくと、すぐに目をそらして、部屋の奥へと消えていく。



 そらしたのは、ただの偶然?






「で、何を訊きに来たんだっけ?」


「あ。……あれ? なんだっけ?」


「掃除機。おはるちゃんは面白いね」

「おはるじゃないですっ、わざと間違えてからかってるでしょ?」

「バレた?」

 言いながら、蒼馬がまた笑っている。




 湿った土の匂いと交じり合う、水の匂いがする。



 雪のそれとは違う。

 空の匂いが濃くなっている。





 今夜は、雨が降りそうだ。













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