メカナイズド・ハート 87話
中途半端なところで終わってしまいました。
ルーカスが引き金を長押しして敵が攻撃してきた地点にばら撒いた榴弾は、真っ直ぐ飛び引き金を引いてから1秒もたたないうちに着弾して炸裂する。
ビーッ ビーッ ビーッ
炸裂した榴弾数発の戦果を確認する暇もなく、赤外線警報器が不快な警報音を狭いコックピット内で響かせる。
「なんだ!?」
ルーカスが振り向いた先にはコックピット左側面にある機体左側面の映像を表示するスクリーンに、ポッドの影が写っている。
エミーの機体でも、鏡に映ったルーカスの機体でもない。ここまで追ってきたパルチザンが隠し持っているとされるポッドだ。
「ヤベッ!!」
ルーカスは慌てて機体を旋回させようとするが時すでに遅し、敵ポッドはルーカスの機体に向けて銃口を向けて、引き金を引く。
すると敵機の銃口から砲弾がルーカス機に向けて放たれ、一秒もかからないうちにルーカス機の脆弱な側面装甲を貫通する。
敵機は高さ18メートルを超える大きさを持つポッドに対して一切の誤差なく命中させる。
敵機は容赦なく引き金を長押ししてルーカス機を完全に戦闘不能にさせる。
敵機が放った砲弾はルーカス機が対歩兵用に先ほどまで使っていた榴弾と違い、装甲の貫通に特化したAPFSDSであり、ルーカス機の最も強固な正面装甲でさえ貫通可能である。
そのような砲弾が至近距離からルーカス機の脆弱な側面装甲にあたってしまえば、結果は明らかである。
初弾はルーカス機の胴体部側面下部、人間の左脇腹下から腰左側面の間に当たる箇所に命中して、複合装甲と空間装甲からなる側面装甲を容易く貫通して核分裂炉を潰す。
巨大な金属製の矢とその破片によって叩き潰され、ズタズタに引き裂かれたルーカス機の核分裂炉は、あっという間にその制御能力を失い放射能漏れを起こしながら主電源としての役割を失う。
主電源を失ったルーカス機は、限られたバッテリーでその巨体を動かすしかない。もしバッテリーが切れてしまえば、ルーカス機は糸が切れた操り人形のようにコテンと倒れてしまうだろう。
しかし、ルーカスはその心配をする必要はない。
なぜなら初弾が装甲を貫通して核分裂炉を破壊した時には、すでに敵機が放った2発目の砲弾がルーカス機の側面装甲を捉えていたからだ。
ルーカスは悲鳴も怒りも許される暇なく、コックピットの中で神に祈りながら目を閉じて歯を食い縛りながら耐える。
2発目の砲弾は1発目no砲弾よりも高い位置に命中する弾道を描きながらルーカス機に命中する。
しかし、2発目は幸か不幸かルーカス機の左腕部に命中する。
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