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メカナイズド・ハート 59話

またまた1日遅れやばすぎますね。


大変申し訳ございませんでした。

「戦果の確認を・・・」


そう呟いて背後を映す赤外線センサーに切り替えると、そこには予想外の光景が広がっていた。


「あいつらなんで俺の後を追ってきたんだ!!」


ルーカスは思わず感情を込めて思い切り怒鳴ってしまう。部下を危険に晒さないために単独で吶喊したのに全てが無駄になってしまった。


ルーカス中隊の生き残りはルーカスを除いて7機、その7つの光点が眩い光を発しながらメインスラスターを吹かしつつすでにダメージを受けた敵フリゲートに、次々と至近距離から多種多様な攻撃を加えて離脱する。


それぞれがチャフやフレアを射出し、電子戦装置も使いながら敵艦の攻撃を回避してダメージを蓄積させている。


その様子をもはやどうにもならない距離まで離脱してしまったルーカスはハラハラと目を覆いながらも見守る。


「頼むから死なないでくれよ・・・、あっ!!」


最後の友軍機が攻撃を仕掛ける直前で敵艦の120mm砲弾か155mm砲弾が命中したように見えた。


しかし、それは杞憂だった。実際には被弾せずに間一髪のところで回避したのだ。


「ふう・・・、驚かさないでくれよ本当に・・・。」


そう言って肩の力を抜いた直後に、赤外線カメラの中で大きい光が弾ける。敵艦はつぼみが花を咲かせるように艦の表面が弾け飛び、次に内側の様々な構造材が弾け飛んで拡散する。


「致命傷になったか、良かった。」


度重なる攻撃で弾薬庫か何か爆発物が内部から炸裂し、粉々になってしまった敵艦を眺めつつ、友軍機を確認し始める。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「だから何であんなことをしたんだよ!!わかっているだろ命の危険性があるって。」

「しかし・・・。」

「しかしも何もあったものではない!!これは上官命令だ!!」


不満を言う部下達にルーカスは畳み掛ける。


「良いか?俺の中隊は俺の命令に従ってもらう。俺の中隊は戦力の3分の1を失っているがそれでも中隊だ。俺の命令には絶対に従ってもらう。」


ルーカスは自分の部下一人一人の目を覗き込む。彼らもまた歴戦のパイロット達で、好き好んで入ったわけではないにしても高い実力を示して本社に貢献してきた。


しかし、ルーカスの中隊においてはルーカスが最高権力者だ。ルーカスの命令は絶対なのだ。


「お前らの撃墜数なんて知らない!!興味ない!!命令には従ってもらわないと困る!!従えないのであれば略式裁判の後に適切な制裁を下す!!良いな!?」


ルーカスは自分よりも2回りは年上で自分よりもガタイの良いパイロット達に、吠える小型犬のように一切引かずに吠えかかる。略式裁判の権威も借りる。そうしてでも絶対に命令は徹底させなければならない。


「「「「了解であります!!」」」」


こんなことも言わなければならないなんて、傭兵部隊らしいと言えばらしいんだけど。そうルーカスは心のうちで思いどうするべきかと考えを巡らせた。

最近インフルも流行っておりますので読者の皆様もご自愛くださいませ。

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