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メカナイズド・ハート 56話

久々の戦闘シーンとなります

「各機発進、戦闘態勢に移行!」


セルゲイが通信機越しに指示を出すのが聞こえる。


「聞こえたな!?俺に続いて発進、戦闘態勢に移行するぞ。」


無音の世界の中で20m近い鉄の塊達が姿勢制御スラスターを小刻みにふかして滑るように輸送船から発進し、先頭機の周りに集まり始める。


「旅団長直々の命令だ!!戦場から逃亡したフリゲートを撃沈するぞ!!」


セルゲイが一声かけると無線は閉じられ、完全な静寂が部隊全体を包む。


新品同然のルーカスの機体は、前使っていた機体よりもセンサーが綺麗に映る。背部ハードポイントに取り付けられたされた後方警戒赤外線カメラが、撤退していく輸送船の強烈なスラスター光が見える。


じきにフリゲートに発見されるだろう。


そこから1分以上もスラスターを噴射させ、金星を中心とした円盤上の軌道を取る。


3 2 1 スラスターカット


発進前に仲間達と確認した時間でスラスターを切る。十分に冷える頃には敵と接敵できるだろう。


次第に赤外線カメラとレーダーに敵艦の姿が映り始める。友軍の電波妨害機が強力な妨害電波を送ってくれているためか、この距離でも蜂の巣にされていない。


しかし、機体表面が冷え切ったとはいえ20m近い巨大なポッドはポッドの数倍の性能を誇る赤外線カメラの目から逃れることは難しいだろう。発見されるのは時間の問題だ。


ピピピッ


レーダースクリーンの新しい小さい光点が30個以上写る。


前方を行くセルゲイの率いる中隊とエミーの率いる中隊がありったけの対艦ミサイルを放ったのだろう。直後にセルゲイ中隊とエミー中隊は全力でスラスターをふかしながら離脱していく。


大量のミサイルと離脱して行く両中隊を捉えたのか、猛烈なレーザー光が数本放たれる。


途端に驚くほどの勢いで、目標に向けて飛んでいたミサイルは無力化されていく。既に30個のミサイルのうち20個以上が焼き切られている。


あれではダメだろう。


しかし、ベルが率いる中隊はミサイル迎撃に気が散っている敵艦の不意を突きつながら第二射を敢行する。


やや遠投気味だった第一射と違い十分に引きつけて放たれた第二射は離脱して行くベル中隊を背に、凄まじい加速で敵艦に接近する。


全てをレーザーで焼き切れないことを指したフリゲートは、諦めることなく巨大なスラスターを噴射させる。


巨大なスラスターはフリゲートそのものとほぼ同じ大きさの噴射炎と、途方もない大きさの赤外線反応をばら撒きながらジェットコースターのように面白いほど敵艦は加速していく。


推進方向と速度で未来位置を予想しながら飛んでいき最終的に敵艦の熱反応を補足するミサイルに対して、さらに推進剤を使うことで未来位置を大きく変える方法だ。


ミサイル達は精一杯追従しようとするが、既に速度に乗っているミサイル達は、その軽さゆえに容易に方向転換もブレーキもかけきれずに通り過ぎていく。


おまけに数発はそもそも敵艦の対抗電子戦で、混乱し切って敵艦の補足にすら失敗しているようだ。


「結局俺がやるしかないのか。」


ルーカスは後方機に対して発光信号を送る。


ワレ 突撃ス 援護サレタシ


友軍機達が理解したのか確かめる前に、ルーカスはスロットルレバーを最大限前に倒し込む。

久々に熱い展開かけた気がするンゴ

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