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メカナイズド・ハート 51話

2日間更新が遅れて大変申し訳ないです。


そんな中でポツンと仲間達から離れて立ち尽くしている機体が3機見える。


1機はエミー機で、胴体正面の着脱可能な装甲材を取り付け作業をフォークリフトと大型クレーン車でおこなっている。


もう2機は新品同然の見た目で、片方はスペイン製もう片方はロシア製だ。


ロシア製の機体がセルゲイの、スペイン製の機体はルーカスの機体だろう。どちらも先ほど行ったハンガーで見た姿と同じものだ。目立った外傷もなく、非常に綺麗に見える。


ルーカスの機体は120mmアサルトライフル型自動砲とミサイル、レーザーブレードで武装しているのに対して、セルゲイ機は全身をミサイルや格納されたアサルトライフル型自動砲で固めておりほとんど弾薬庫だ。


ルーカス機がスポーティーな雰囲気を与えるとすれば、セルゲイ機は全身を大量の爆発反応装甲や増加装甲で多い、追加のチャフフレア発射機、妨害電波発射装置、ハードキルアクティブ防護システムを載せており、悪魔の城のような攻撃的なデザインに仕上がっている。


幾度もの実戦を経たルーカスには他人の機体を見る事が多いに刺激になる。


「そうだ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「自分の機体を改造したい?」

「おう。」

「まあ良いんじゃねえね。」


ルーカスはアイディアを得ると、その足で自室にメモとペンを撮りに行きアイディアを書き留めてさらにその足で大隊長であるセルゲイに渡す。


「意外だ、文句言われると思った。」

「なになに?」


セルゲイは目をざっと通す。


主な改修の方針は索敵能力の強化と防御力の強化だ。基本的にはマイナーアップグレードの範囲内だが、項目の一つが目を引く。


「なるほどアクティブ防護システムを取り付けたいのか。でももう持ってなかったか?」

「ソフトキル型アクティブ防護システムはあるけど出力不足と構造の問題で向けられる角度狭いし、効果範囲がかなり狭いし。」

「あれは微妙だからなぁ。」


ひとしきり不満を述べた後、新しく取り付けるアクティブ防護システムをカタログで探し始める。


「ハードキル型かソフトキル型かどっちにする?」


アクティブ防護システムはその名の通り、装甲で身を守るパッシブな防御とは対照的なもので、飛来する敵弾を高出力レーザー照射で焼き切ったり、ミサイルで撃墜したり、散弾を撃ち出して破壊する事で機体を守るシステムである。


「できればハードキルが良いな、ソフトキルは弱いレーザーで赤外線シーカーをボヤかしたり電子戦でレーダー誘導ミサイルを混乱させたりばかりで、信頼できない。」

「ならイスラエル製のクフィルとかはどうだ?」


セルゲイはイスラエル製のクフィルを指差す。

クフィルはイスラエル製のハードキル型アクティブ防護システムで、1個システムパックには小型のレーダー4つとレーザー発射装置、バッテリーパックが含まれている。


レーザーを使うため、連続で何度使用してもバッテリーが切れるまで再使用が可能という継戦能力の高さと低いランニングコストが魅力だ。


「う〜ん。」

「微妙か?」

現実でもソフトキル型、ハードキル型でアクティブ防護システムが別れますが、SFとして現実のものより強力なレーザーで敵弾を蒸発させるものもあって良いなと思い書きました。


SFならではのフィクションすぎず面白い兵器をどしどし書きたい。

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