メカナイズド・ハート 38話
1000字は描きやすくて良いですね〜。
完全に思考が停止した時、打開策が浮かんでくる。
ギイーッ
「ふう〜、すっきりした!!おや?何か問題ですか?」
カチコチに凍りついた空気を破裂させるように、ドクターの声が朗らかに船内を響く。
「てめえ!!何者だ、こっちへ来い!!」
すぐさまハイジャック犯達が反応して銃口を向け、そのうち一人が怒鳴って空気を再び緊張させる。
「ひええええっ。」
銃を持った大柄なハイジャック犯に、大声で威嚇されてドクターは今にも失禁しそうな声をあげる。
ドタドタドタ
大柄なハイジャック犯の一人が、ライフルを構えた状態で狭いキャビン通路を進んでいく。ハイジャック犯の目元には明確な怒りが見え、指は今にも引き金を引きそうだ。
鼻息荒く、ハイジャック犯はルーカスのそばを通り過ぎようとする。
いまだ!!
ルーカスは古典的な方法で、大柄なハイジャック犯を転倒させて、相手が膝を立てて体を持ち上げる前に、ハイジャック犯の後頭部を頭上の荷物置きから降ろしたハンドバッグでぶん殴る。
ドスッ
力一杯振り下ろされたバッグは、後頭部に思い切り突き刺さる。
素早く立ち上がることに失敗したハイジャック犯は、ルーカスの方に振り向かず、そのまま通路を前転して勢いのまま跳ね上がり銃口を向けようとする。
させるか!!
ルーカスは素早く重心を下げながら、こちらに向いてくる敵のライフルの銃身を下から手で払い上げつつ相手のみぞおちに、全体重を乗せたエルボーのような体当たりを放つ。
ギェッ
潰れた魚のような音が、目の前の大柄なハイジャック犯の口から漏れ出る。まだ致命傷には程遠い。
もつれ込むようにして、ルーカスとハイジャック犯は床に倒れ込む。ハイジャック犯はライフルをルーカスと自身の間に滑り込ませ、勢いよく銃床でルーカスの顔を殴りつけようとする。その一撃は、もう一発エルボーを喰らわせようと上半身を持ち上げて肘を下ろしてきたルーカスの脇に食い込む。
ガハッ
ルーカスは自分の骨が何本か折れるのを感じて一瞬呼吸を止めて、脇を抱き抱えるように体を捻って倒れる。
「雑魚が。」
ハイジャック犯は一言呟きライフル銃を拾おうと身を屈める。その隙をルーカスは逃さない。
「雑魚はお前だよッ。」
ルーカスは、身体を抱えるように身を縮めた状態からバネのように足を伸ばして、身を屈めていたハイジャック犯のアゴに一撃喰らわせる。
アゴに一撃喰らったハイジャック犯は、痛みで手に取っていたライフルを落とし、顔は勢いのまま狭い通路の壁に激突して更なる痛みを受ける。
戦闘シーンが中途半端になるのが玉に傷




