表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/26

第2話 キャラメイク

【NAOサービス開始日】


「よし!ある程度方向性は決まった!」


キャラクターの方向性は決まったからインして、待っておくか!


《バイタルチェック……異常なし》

《脳波確認……異常なし》

《ゲーム『NAO』の開始をリクエスト》

《ゲーム『NAO』を開始します》


その言葉を最後に俺は一面真っ白な終わりの見えない世界へ飛ばされた



  ◆  ◇  ◆



「ようこそ!『NAO』の世界へ!」


そう言って出迎えてくれたのは年端の行かない小さな女の子だった。


「む〜、小さいって思いました?思いましたよね!少し気にしてるんですからね!?そういうことを思うのは良くないですねー」


ッ!?心が読めるのか!?


「読めますよー、自己紹介がまだでしたね。私は管理AIのメグといいます!今からあなたのキャラメイクをサポートさせていただきます!」


そうか……管理AIか。


「じゃあ、早速始めてもいいかな?」

「はい!じゃあまず、お名前はどうしますか?」

「『セレスト』でお願いします」


由来は奏→そう→蒼→セレストだな。


「はい!セレストさんですね!キャラクターの容姿はどうしますか?」

「ベースは今のままで、髪をもう少し伸ばして銀色に、眼は……緋色にしてください。」


碧と迷ったんだが……、名前も蒼だし、眼の色は何かのスキルで変えられそうだし、大丈夫でしょ!


「では職業(ジョブ)を戦闘職、生産職で2つ選んでください!一応ランダムにしか無い職業(ジョブ)もあります!」


職業(ジョブ)か、とても悩んだ。悩んだ上で……


「両方共ランダムで」

「えっ!?本当にいいんですか?後戻りは出来ませんよ?」

「はい」

「……分かりました。では……」


そう言ってメグが取り出したのはとても巨大なガチャマシンだった。


「デッッッッカ!?」

「はい!早く回してください?」


よし、この2回のガチャに俺の運を全て掛ける!


(……ガラガラ……ガラガラ)


お?黒色……?


「……えっ!?」

「どうしたんだ?」

「…………」


ヤバ、メグが固まっちゃった、そんな悪い結果なのか?


「……セレストさん、……おめでとうございます!!」

「へ?」

「魔系職というとても珍しいジョブです!癖は強いですが使いこなせれば最強になれますよ〜!」 


中身は何だ?


武芸者(オールラウンダー)

「この職業(ジョブ)はLvアップ時にボーナスポイント分以外ステータスが増えないジョブです。かなり使いづらいと思いますよ〜」


そうか、だけど器用貧乏は最強になれる可能性を秘めている!俺はこの職業(ジョブ)気に入ったぞ!


「じゃあ、生産職のガチャもやってください!」

「ああ!」


(……ガラガラ……ガラガラ)


「今度は白色だな!」

「嘘!?」

「どうしたんだ、そんな驚いて?」


今の驚き方は少しおかしいな。驚き過ぎじゃないか?


「い、いや、何でもないよ……それより、それは聖系職っていうさっきと真逆の物だよ!さっきみたいな使いづらいものもあるけど基本的には扱いやすい特化型の職業だね!」

「そうか……」


俺の趣味とは合わないな……まあいいか、使ってれば楽しめるだろ!オープン!


生成者(オールマイティ)


え!?マジか!?さっきの職と合わせて使いこなすのが大変だが一人で何でもできるようになるんじゃないか?


「あー、その職ですか、やっぱり特化しない分器用貧乏になりやすいんですよねー……さっきの職と合わせると究極の器用貧乏みたいな、まあ頑張ってくださいね!次にステータスの割り振りをお願いします!」


本当は職業(ジョブ)に合わせて振る予定だったけどな〜、とことん器用貧乏(完全無欠)を目指してみるか!


―――――――――――――――――――――――――――――

ステータス

Name:セレスト Lv:0

職業 【武芸者(オールラウンダー)】Lv:1 【生成者(オールマイティ)】Lv:1

BP:0

HP 100/100

MP 100/100

STR 20

AGI 20

VIT 20

DEX 20

INT 20

―――――――――――――――――――――――――――――


こんなもんかな!……そこ、つまらない振り方とか言うな!!


「このあとはスキルを選んで、種族を決めて終了です……」


どうした?メグ、そんな引き攣った笑み浮かべて?スキルは……そうだなこんなもんにしとこうか!


―――――――――――――――――――――――――――――

スキル

(火魔法Lv:1→2SP)(水魔法Lv:1→2SP)

(土魔法Lv:1→2SP)(風魔法Lv:1→2SP)

(光魔法Lv:1→3SP)(闇魔法Lv:1→3SP)

(鑑定Lv:1→3SP) (マップLv:-→3SP)

【武術Lv:1→職業】【全武器適性(小)Lv:1→職業】

【全魔法適性(小)Lv:1→職業】【武芸の嗜みLv:-→職業】

【生産術Lv:1→職業】【生産の経験Lv:-→職業】

―――――――――――――――――――――――――――――


これで良いんじゃないか?全魔法も取れたし、必須スキルも取れた!あとは職業スキルで基本何とかなってるしな!


「……あ、後は種族を選んでください」

「ああ」


もう決めてあるがな!!


人種(ヒューマン)だ!!」


ステータスに補正がない代わりに無限の可能性がある、人種(ヒューマン)こそ職業(ジョブ)にも合っている!


「…………はい、そうですか……(ブツブツ)」

「どうした?」

「い、いえ!何でも!」

「そうか、これでおしまいか?」

「はい!それでは『未だ体験したことのない冒険へ!!』行ってらっしゃい!!」


そうして俺はNAOの世界へ旅立つのだった……



―――――――――――――――――――――――――――――


「……新たな■■■が生まれました。」

《そう!新しい■■■が生まれたんだね!》

「要注意人物として、監視を……」

《別にいいんじゃない?その子もなにか良からぬことを考えていたわけではないんでしょ?何より『冒険者』たちの邪魔は余りしたく無いしね!》

「ですが……」

《分かったよ。だけどそれだけ。絶対に手は出すなよ……。》

「は、はい。分かりました。」

《それに……》


―――――――――――――――――――――――――――――

■■■は次回普通に明かす予定です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ