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日常世界の超科学!  作者: Inu_TT
オホーツク海戦編
6/13

八八艦隊

『メインシステム起動。既起動済のNo.2〜No.6は全機、信号承認』

『電力値、臨界突破!』

窒素装甲(オフェンスアーマー)展開。収縮開始』

『電荷維持に問題なし』

『プロテクト解除』

『起動最終段階終了。バックアップ完了』


JSSDF中央司令室のメインモニターに表示される新鋭人工知能システムの起動ランプは、全て緑色に点灯した。

『システム、オールグリーン』

『重戦艦ナガトへの試験移植、成功しました』

窒素装甲(オフェンスアーマー)正常作動』


「この1ヶ月間の新兵器投入、あまりにもタイミングが良すぎねぇか?」

「まぁ確かにな。もしくはこうなることを予想して秘密裏に準備されていたか、だぜぃ」

「大体、能力検体(システムモデル)搭載艦を三隻も建造するとはな。上層(うえ)は何考えてんだか」

茫至は自分の窒素装甲(オフェンスアーマー)能力検体(システムモデル)に使用されたことが気に入らないのだろう。

「護衛海軍八八艦隊計画、か」

「あぁしかも、そこに『イ号計画』まで便乗してきやがった」

八八艦隊計画とは、超級戦艦ヤマトを旗艦・重戦艦ナガトを副旗艦とした全16隻の軍艦からなるJSSDF主力艦隊計画である。その内訳は

索敵イージスレーダー搭載艦 まや・はぐろ・なち

中型駆逐艦級(旧護衛艦) くまの・すずつき・しらぬい・ゆら・ながら

巡洋艦・戦艦級 はるな・たかお・あしがら

重戦艦級 ながと

超戦艦級 やまと

艦爆空母級 りゅうじょう

強襲潜水艦級 じんげい

大火力高速潜水艦 イ-400(I-400)

である。

また、兵装は

ミサイル

・ハープーンミサイル ・トマホークミサイル ・スタンダードSM2 ・SM6 ・シースパロー など

魚雷

・アスロック対潜ミサイル ・89式魚雷 など

以上の装備はほぼ全艦に搭載されているが

新造された重巡洋艦級・戦艦級・大戦艦級・超戦艦級・大火力高速潜水艦級には窒素装甲(オフェンスアーマー)光学砲(フラッシュキャノン)・電針魚雷等が配備されている。

特に超戦艦級の火力は凄まじく、その搭載総火力はアーレイバーグ級の約18倍だ。


「しっかしねぇ、重戦艦級以上のサイズ艦は船体設計からだろ?どうしてこんなに上手くいくんだ?」

「重戦艦・大戦艦級の船体設計は2年前に完了済。超戦艦級の船体は米海軍の計画艦の設計を一部流用したそうです」

こんなにも準備されていたのは偶然か、或いは上層(うえ)がこうなることを予測できたのか。

「茫至、その計画艦のデータを出せるか?」

「あいよ」

カタカタ と滑らかに指を躍らせる

「アメリカ海軍の超戦艦オクラホマ計画。技術量の不足と必需性に欠けるため船体設計及び主兵装設計のみで計画破棄。その設計艦を流用」

「なるほどねぇ、その技術不足を能力検体(システムモデル)で補ったワケか」

「とにかく、使徒十字クローチェディピエトロがロシア正教の手にある以上いつ封印が解かれるかわからんからな。こちらも警戒するに越したことはない」

「使徒はローマをもってしても抑えられないらしいからな」

まったく、取り返そうったって派手なこともできないからな。

面倒な状況になったもんだ


その頃、中央司令室

「P-3Cより入電。ウラジオ艦隊が動きました!」

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