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第1-3章 貴族orヴァンパイア

投稿が遅くなってしまいすいませんでした。

是非、感想と評価お願いいたします。

ibuibuibu45 というIDでツイッター始めたのでよければ覗いてみてください!


次話は5日以内に投稿させていただきます。


「ヴァンパイアって実在するのか?」率直に聞いてみた。

「それも忘れてるのか?存在するぞ。人間よりも数倍強く、人間の血を求め村を襲うこともよくある。

 だから普通は素性の知らないよそ者は歓迎されない。人間のふりをして潜入し、夜に村人を襲うってこともあるらしいからな。」テジは答えた。

「じゃあなぜ俺は歓迎されたんだ?」俺は疑問に思った。

「この村に来る前に他の村に寄っただろ?おそらくだけど歓迎はされなっかたと思う。」テジは笑いながら答えた。

「確かに、、、食べ物を分けって貰ったらすぐに村を出たよ。明らかに邪魔者のような目で見られてたから。」苦笑いしながら俺は答えた。

「みんなヴァンパイアを警戒してのことだ。村人を守らなければいけない村長なりの判断さ。けどうちの村の村長は、前の村で食料を分けてもらえたならヴァンパイアの危険性はないだろう!って考えたのさ。お前がヴァンパイアなら前の村で食料すら分けてもらえなかっただろうからな。」


「「この世界でヴァンパイアの存在が当たり前ならば、みんな容姿の特徴を知っていても不思議じゃない。けど、万が一を考えてのあの対応だったのか」」と一人で前の村での出来事を整理した。


服を着替え村に帰り、まず村長のところに改めて挨拶に行った。さっきはあまりのボロボロさに自己紹介もなくテジと川に行くことになった。

おそらく相当俺の体臭が臭く耐えられなっかたのだろう。

「今回は本当にありがとうがざいました。有心といいます。」川でサッパリし服も着替えたので最初のときより10倍は爽やかな挨拶ができた気がした。

「改めて、私が村長のジールです。テジとは仲良くできそうかね?」挨拶とともに握手を交わした。

「はい!とても話しやすくすぐに打ち解けました。」俺がそう答えると村長は満足そうにうなずいた。

村長との挨拶が終わると早速仕事を手伝うことになった。

主な仕事内容は農作業と牛の世話だった。この世界で育てている野菜は元の世界と大差はなく名称も同じようだ。

その日の作業も終わり、テジとテジの家族と夕飯を一緒に食べることになった。夕飯の時間は信頼関係を築いたり情報を得るには最高の機会だった。

朝は早くから動物達の世話をし、その後は畑仕事、お昼ちかくになると昼食を食べすぐに昼寝をしてしまうからあまり会話をする機会がないのだ。

昼寝が終わると街に出荷するために野菜を木箱に詰めたりする作業があり結構忙しい1日なのだ。

だからこそ夕飯の時間を大切にしていて会話も弾む。

自分はあまりにを無知すぎる。それにヴァンパイアが存在するならば他にも人間以外の種族がいても不思議ではない。

全ての種族が人間に対し友好的とも思えない。だからこそ夕飯のタイもングで少しでも多くの情報が欲しいところだ。


「朝はバタバタしてて自己紹介できなかったね。テジの父親のロージだ。こっちが妻のシーロだ」紹介とともに二人と握手を交わした。

「自己紹介遅くなってすいませんでした。私は有心と言います。」

テジは俺たちの挨拶をニコニコしながら見守っていた。

 夕食を食べながら「少しは何か思い出せたかい?」とロージが聞いてきた。

「何も思い出せないです。もしかしたら貴族なんじゃないか?とテジに言われましたが」笑いながら答えた。

「貴族だとしたら今頃この村にも貴族の部下達が探しにきてるだろうからそれはないんじゃないかな、、、」とロージは答えた。

「この世界には貴族やヴァンパイアがいると聞いたのですが他に知っていることがあれば教えてくれませんか?」俺は真面目に聞いた。

「私たちも大まかにしかわからないがこの世界で常識となっていることはしっかり教えよう。けどまずは夕飯を食べ終えよう。」そう言うとみんな夕飯にがっついた。

「ごちそうさま」夕飯を食べ終え、洗い物を手伝った。

その後に改めてリビングに集まりこ地図を使いながら世界についてロージが説明をしてくれた。


「まず俺たちがいる村はツード王国の領土に属している。首都はコーレウスといいこの村から馬車で1日くらい南下したところにある。

 右隣の国がワンド王国、左隣の国がヒュージャス王国。そしてこれら三国の上、つまり北側にブロード山脈がありそこを拠点としているのがヴァンパイだ。」ロージの表情が少し曇った気がした。

さらにロージは続けた「厄介なのはこの三国の上にブロード山脈があることだ。ここを拠点にしているヴァンパイアはこの三国を常に狩場にしている。そのためどの国もなるべく首都をブロード山脈から遠ざけている。人間に比べヴァンパイアは個体数が少ないが人間の数倍は強い、そのためにどの国もヴァンパイアの襲撃に怯えている。何十年も前、この地域はツード、ワンド、ヒュージャスによる領土争いが激しかったと聞くがヴァンパイアがブロード山脈を拠点にしてからは三国とも領土争いどころではなくなり長年続いた戦争は終わった。皮肉なことにヴァンパイアどもによって今の平和は保たれてるってわけさ。国からしたら戦争での資源不足や戦死者が減ったことにより国は安定し長年平和は保たれているからヴァンパイアの被害は平和の為の犠牲としか思ってないだろうな。」

「人間は全くヴァンパイアに対抗できないのですか?」生き抜くために必要な知識だと俺は思った。

「なくはない。銀製の武器は効果的と聞いたことがある。しかしこの村のように裕福でないところは銀製の武器など買う余裕もない。通貨として使われる銀貨はあるがそれらを加工して武器にすることもできなくはないがこの村の銀貨の量からして作れる武器などたかが知れれている。それ以前に身体能力の差がありすぎて武器など関係なしに殺されてしまうだろう。首都には魔法を使える者もいると聞くがヴァンパイアに対抗できるほど人数がいないと聞く。もし色々と知りたいならこの村で働きながらお金を溜め、そのお金で一度首都に行ってみるといい。もしかしたら自分の事もわかるかも知れないしな」そう言うとロージはあくびをした。

「ありがとうございます。まずは首都に行くことを目的に頑張ろうと思います。」目的ができ少し安心した。

「重要なことは話したし俺は寝るかな。他のことはテジから聞いてくれ。」そう言うとロージは眠そうに寝室へと向かった。

その後、テジにはこの世界のお金事情や身分について教えてもらった。

通過は金貨、銀貨、銅貨で構成されいる。身分は大きく分けて貴族と平民に別れている。首都に住むことができるのは貴族以外に医者や鍛冶屋、薬屋、など国の運営に関係している人が住んでいる。その他の仕事をしている人々は首都以外のところに村を形成し生活をしている。しかし土地は有限である為に仕方なくブロード山脈に近い北側に村の形成を余儀なくされてしまっているところもあるようだ。

ヴァンパイア以外の種族は今のところ確認されてないようだが詳しくはわからないようだ。

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