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第1-2章 貴族orヴァンパイア

下手な部分が多くあると思いますが良い点悪い点含め客観的な意見をいただけると嬉しいです。


次話は5日以内に投稿させていただきます。

村長が居ると思われる建物に連れていかれた。

中に入るとそこには村長とその奥さんと思わしき人、かなり古びてはいるが剣を持った二人の男がいた。

「こんにち、、」挨拶をしようとしたらいきなり

「勝手に話すな」と遮られた。

「「ここの人たちはなぜこんなにもピリついているのだろう」と思いつつも彼らの言う事を聞くことにした。


「そなたの目的はなんだ」村長が聞いてきた。

俺は「可能なら何か食べ物と水を分けてもらいたいのですが」と答えた。

少しの沈黙の後、村長は少しの食料と水を分けてくれることになったが一つだけ条件があった。

それは、すぐにこの村を立ち去ることであった。

なぜこの村の人々はこんなにも閉鎖的であるのか今だに謎である。

俺が屈強な大男なら警戒されるのも理解できるが見た目は普通の男子だ。

謎は残るものの今は言うことを聞き、ここを立ち去るのが懸命だと判断した。

食料等を分けてもらい、村を立ち去るときに近くの他の村の場所を教えてもらった。

別れの言葉すらなく村からは追い出されるかのように去った。


「「様々な文化が存在していてもおかしくはないがここまで無防備な人間に対しこんなにも警戒するものなのか?」」と次の村を目指している道中、俺は考えていた。


30分くらい歩いただろうか、ようやく次の村が見えてきた。

見た感じではさっきの村より少し小規模であるが外観で大きな差は見れない。


前の村と同じく、何人かの村人が外で農作業をしている。

前回と同じ扱いを受けるのじゃないかと思い一瞬声をかけるのをためらったが情報を集めるためには仕方ないと思い声をかけた。

この村にたどり着いた経緯を話した。ただし、前の村での冷たい対応の事は黙っていた。

すると村人の男性が「なんだ!そういう事だったのか!歓迎するよ。」と言った。この村のまさかの対応に驚いた。

「えっ、あ、ありがとうございます。」思わずキョドッてしまったがひとまず安心した。

前回と同じく村長の所に案内され、挨拶をし洋服を貰い昼食をご馳走になることになった。


この世界で目覚めて初めてのまともな食事だったこともあり、目玉焼きとカリカリに焼かれたベーコン、温かい野菜のスープが普段の100倍美味しく感じた。しかしなぜか喉がずっと乾いている気がしてずっと違和感がある。

食事をし、睡眠をとれば治るだろうとこの時はあまり気にしていなかった。


「この後、どうされるおつもりですか?」村長が尋ねてきた。

「考えてないです、、考える余裕もありませんでしたし土地勘もありませんので、、。」お先が真っ暗とはこのことである。

「私達の村も裕福ではありませんのでタダでとはいきませんが村の農作業を手伝っていただけるのでしたら寝床と食事の提供、本当にわずかではありますが報酬も渡すことができると思います」

思ってもいない村長からの提案に食事の手が止まった。

ただ、なぜここまで村によって待遇が違うのかが疑問だ。「「自分の見た目はボロボロのままであったし前回と話かたや仕草を変えた訳でもない、なぜだ、、」」疑問ではあったがここでこの質問をし、もし触れてはいけない話題で険悪な雰囲気になって追い出されれるのもごめんだ。

とりあえずは作業を手伝いながらこの世界の情報を集めることにした。


昼食を食べ終え、同年代と思われる男の子に案内され近くの川に水浴びに行くことになった。

この村に着くまで汗だくになりながら歩いてきたのでこれは正直嬉しい。まぁ、わがままを言えば露天風呂に入りたい、、(笑)

川までの道のりで案内人の男の子と仲良くなった。彼の名前はテジ、歳は俺より一つ上だ。金髪で瞳は茶色、髪型は現代でいうソフトモヒカン。

こちらの世界の人はどちらかというと少し西洋人よりの顔の作りの人が多い気がした。


川に到着した。川の水は程よく冷たく汗でべたついた体には最高だ。

テジも裸で水浴びしていたので自分も裸で水浴びしているといきなりテジが

「お前、白くて綺麗な肌してるな」と言ってきた。

一瞬、恐怖すら感じた。「「テジはまさか、、ゲゲゲのゲイ太郎か?」と思ったが

「記憶ないって言ってたけどもしかして貴族の出身なんじゃないか?そうじゃないなら多少日焼けするだろうしな!貴族なら外で作業なんてしないだろうし。まぁ本物の貴族なんて見たことないけどな」とテジは笑いながら続けた。

一瞬であるがテジを疑った自分が恥ずかしくなった。

「この世界にも貴族とかいるんだ。流石に俺が貴族て事はないだろうけどね」と俺は答えた。

他の世界から来てるから貴族出身は絶対にないが肌の色は何か関係があるのではないかと思った。

「「俺の肌の色は確実に元の世界にいたときより白い。だとすると貴族の人たちはみんな俺と同じで他の世界から来た人間でその共通点として肌が白くなっているのではないか、、、テジの言う通り日に当たらないから白い可能性もあるが。」」

「あ!!!けどもう少し肌が白くて瞳が紅色だったらヴァンパイアにも見えるな!」とテジが思い出したかのように言った。

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