序章 浪人生活スタートのはずが、、、
初の投稿となるので色々粗はあると思いますが宜しくお願いします。
どんなに些細なことでもよいのでコメントして頂けると嬉しいです。
5日以内には次話を掲載させていただきます。
「あーー、センター転けたーー。一般入試に賭けるしかないなー。」
俺の名前は火村有心、絶賛人生後悔中の高校3年である。
特にこれと言った特技や取り柄なんてなく、将来やりたい事もない。
今年、受験だがこれといった志望校はなく 少しでも上の大学に入れたらいいなぁ 程度でいる。
そして案の定、一般入試も失敗した。そして親から提示された条件は二つあった。
一つは 就職。 もう一つは 浪人。
難しい選択である。いきなり就職と言われても実感がなく結局は浪人を選ぶがこんな俺でも親に迷惑をかけている実感はあり自分が情けなくなった。
そういう思いもあり、浪人させてもらうからにはしっかり勉強しようと誓った。
受験が終わると卒業まではあっという間であり直ぐに予備校へ通いつめる生活がはじまった。
自分以外にも友達が二人浪人していてお昼など一緒に食べるなどしていた。もちろん勉強もしっかりしている。
予備校に通い始め1ヶ月が経過しようとしていたあたりでテストの返却があり、閉館ギリギリまでテスト直しを行い
友達二人を自習室の外に待たせていた。
「有心おせーぞーー。高校の時の不真面目さはどこにいった」と友達の一人が冗談まじりに言う。
「ごめんごめん。 疲れてるから階段じゃなくてエレベーター使おうぜ」と言い友達とエレベーターに乗った。
俺が通っている予備校は5階建てで自習室は5階に位置する。
「有心、今回のテストどおだった?」
「可もなく不可もなくこれからだな」と誤魔化しつつ友達と会話しているとエレベーター揺れを感じ異変を察した。
あきらかにエレベーターが下方向に加速している。ジェットコースターに乗っている時のような感覚に襲われみんな
して叫んでいた。
その直後、意識を失った。