エピローグ
優月「…ふぅ」
今日は、私の通う私立聖蹟高校の、吹奏楽部の、楽器決めの日。
大丈夫、オーディションになっても、普段通りにやるだけ!
自分に喝を入れ、教室に入る
「おはようございます!!」
優月「おはようございます!!」
聖蹟高校吹奏楽部、通称Sーwindsは全国屈指の強豪で、部員数も多い。
昨年の全国大会でも金賞、アンサンブル、マーチングコンテストでも金賞を受賞している。
金田「顧問の金田だ。早速言っておくが、ウチでは経験なんて問わない。センスなんていらない。ひたむきに努力できる、吹奏楽が好きな奴だけ残れ」
厳しくて有名な金田先生の話だ。私達は少し怯えつつ、話を聞いていく。
金田「それじゃあ、希望をとっていく。まずは、フルート。定員5名。」
「はい!」
勢いよく、左手を挙げる。周りを見ると自分の他に立候補している人は、2人。
金田「じゃあ、3人決定。白崎、3人で大丈夫か?」
白崎「大丈夫です」
白崎「3人とも、これからよろしくね」
そうやって微笑むのは、3年生でパートリーダーの白崎涼先輩
長身に、爽やかな笑顔に1年生の中でも話題になっている先輩だ
「はい!!」
白崎「今年の新入生は3人だよ」
千棘「へぇー、私は3年の千棘鈴、よろしくねぇー」
ポニーテールでだらんとした感じの先輩
日吉「2年のピッコロの日吉雪菜です…よ、よろしく」
少し気弱そうなピッコロの先輩
矢沢「フルートの矢沢花穂だよーっ!2年!」
正反対に元気なショートボブの先輩
高坂「…高坂千鶴、2年」
真面目そうな、お嬢様と言った感じの先輩
個性豊かな先輩たちだなぁ、と素直に思う
「私は、1年の四ノ宮優月です!お願いします!!」
土屋「1年の土屋美穂です…フルートの経験は無いんですが…頑張ります…!」
二階堂「二階堂花です!吹奏楽の経験はありませんが!よろしくお願いします!」
正直、意外だった。自分以外の2人がフルート未経験ということが