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神が世界を滅ぼすなら  作者: なゆいと
終わりの始まり
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プロローグ2


世界中の神たちによって行われた一大会議から一夜明け、仏教に属する阿弥陀は1人考え事をしていた


昨夜の会議で決まったことは主に2つ

1つは信仰の足りない人々に対して人の愚かさや無力さを思いしらせるということ

もう1つはそのために神たち総出で人類に鉄槌を下すということ


阿弥陀は信仰を取り戻すことには賛成である

しかしだからと言って力でことを収めてしまえばその後に憎悪を生んでしまうのではと考えていたのだ


そんなとき阿弥陀の部屋に来客があった

同じ仏教に属する釈迦如来が会議中難しい顔をしていた阿弥陀を心配してきたのだ


「阿弥陀、浮かない顔だな。納得がいかないのか?」


「おぉ、釈迦か。心配かけてすまないな」


「なに同じ仏教で如来を名乗る仲ではないか」


「ありがたい言葉だ。確かに私は今回の決定に納得がいっていない」


「なぜだ?

信仰を取り戻すことは良きことではないか」


「そうではない。力尽くで取り戻すことに意味があるのかと言っているんだ。それでは憎悪を生み、結果として信仰を減らすことになるのではないか、とな」


「確かに一理あるな。だがしかし既に決まったことよ、信仰を取り戻すためにできる限りのことをやらねば」


「……そうだな。私にできる限りのことをせねばなるまい」

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