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腹ペコ義賊の旅物語  作者: チル兄
第一章 義賊リオニール
6/12

脱出開始だ!

今回はかなり短いです。

……まぁ、いつも短いんですがね……

 リオニールが私に脱出を宣言してから一日が経った。

 リオニールは様々な手段を使って脱出を試みたが、

 私はそれを全て防ぎ、脱出を失敗させた。

 酷なようだが、リオニールを監視し、牢屋から

 脱出することを防ぐのが私の与えられた役目だ。

 それを放棄することはできない。



 「先輩」



 私の後輩であるライザーが歩み寄ってくる。

 遂にその時が来たということか……



 「時間か……行くぞ」



 ライザーが頷いたことを確認して

 牢屋の鍵を開け、中に入る。

 --が。



 「リオニール……?」



 牢屋の中にはリオニールの姿が何処にもなかった。

 一体何処に隠れた?

 牢屋の中で隠れられる場所は限られる。

 身を隠せ、尚且つ私達の死角になる場所は--

 リオニールの隠れている場所に気が付いた瞬間、

 頭に強い衝撃を受ける。



 「先輩!!」



 ライザーの声を最後に、私の意識は闇に飲まれた。





 「うっしゃあ!上手くいった!」



 そう言いながら地面に着地してもう一人の

 兵士に接近する。



 「クッ!」



 兵士が慌てて剣を抜こうとするが、

 その隙は僕にとっては十分過ぎる物だった。

 僕は懐に飛び込んで剣にかけられている手を払い、

 腹に肘を叩き込む。



 「うおぇ……」



 そして、兵士が呻き声を上げて身体を

 くの字に曲げた所に顎に掌底を打ち込み、

 意識を刈り取った。



 「よしっ完璧!」



 自分でも惚れ惚れするぐらいに上手くいったよ!

 普段もこれぐらい出来れば良いんだけどねぇ。

 まぁ、無理だろうけど……

 因みに僕は天井に張り付いてました。

 いやぁ~やろうと思えばやれるもんだねぇ。

 いくら不意打ちとはいえ、クルツさんを

 倒せるとは思わなかったよ。



 「それじゃ、行きますか!」



 脱出開始だ!



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