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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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鹿児島遠征


「遠征にいかねぇか?」


「ん?なんだタダスケ?どうしたんだよいきなり」

 タダスケがいきなりそんなことを口にするとはな。


「いや、旅行に連れてけって嫁がうるさくてな。もちろん嫁も冒険者の資格はとってある」


「いやいいが、それなら旅行につれていけばいいだろ?」


「まぁ、そうなんだが、みんなにも会いたいと言っているからな」


「まぁ、それならそれでいいけどどこに行くんだ?」

 いまは真冬になる頃だからな。


「北か南だな」


「北海道か沖縄か?」


「沖縄はいったことあるから鹿児島辺りかな」


「なら多数決で決めるか?」


 と言うことで鹿児島に決まった。新幹線で行くことにしたのは駅弁目的である。


「こんにちわ!よろしくお願いします。忠輔の嫁のミチルっていいます」


「こちらこそよろしくお願いします。俺がタクマで、こっちがカグヤ」


「シンジっす。こっちから十六夜、真希、ユカリ、タマキっす」


 ミチルさんは綺麗な嫁さんだった。タダスケめ!


「それじゃあ乗り込みましょうか」


「「「「「「はーい」」」」」」


 駅弁が美味い!それに新幹線なんていつぶりだろうか。


 ミチルさんとタダスケはショップで防具なんかを見ていると思ったら、さっそくマジックバックを買わされたようだな。


 ミチルさんの喜びようがすごいな。


 それにしても鹿児島かぁ、何があるんだ?


 鹿児島中央駅に着いた俺たちは結構栄えてるんだなぁと思いながらぐるっと見て回った後、タクシーに乗って今晩の宿へ。


「魚が美味い!」

「へぇ、こんなのもあるんだ」


 ちょっとビックリするほど海鮮が美味かった。


 訛りがひどくて聴き取りづらい女将さんの説明を聞きながら食べる。


 芋焼酎も美味しいなぁ。


 部屋割りはシンジが1人部屋になるのはちょっとかわいそうなので男部屋、女部屋に別れた。


「それで?ダンジョンはここらへんにあるのか?」


「あぁ、アプリで確認出来るだろ?」


「そっすね近場だとこの宿の海沿いにも一つありますよ?」


「あ、ほんとだな」


「でもここはダメらしいっすね海鮮ダンジョンって書いてありますよ」


「そりゃだめだな」


 国指定で海鮮なんかの取れ高が期待できるダンジョンを国産ダンジョンと読んで保護している。ダンジョンを攻略することを禁じられているのだ。


「んじゃここから近くのこのダンジョンだな、Aランクだからいいだろ?」


「ですね」


「腕がなるねぇ」


 次の日、

「私達はショッピングに出かけてくるから」


「え?ダンジョンは?」


「三人いれば大丈夫でしょ?」

 とのことだった。タダスケもポカンとしている。


「あはは、まぁ、いいじゃ無いか、たまには息抜きしたいんだろ?」


「まぁ、そうだと思う」


「いいっすよ!俺が着いてますから!」


「なんだよそれ」

「「「あははは」」」


 ギルドに入ると陰鬱とした雰囲気だな。


「ここは攻略していいんですか?」


「は、はい!出来れば攻略してください!」


 必死だな。

「Aに下がったところで誰も攻略に来ないんですよ」


 まぁ、こんなところに来るのは俺たちくらいか。


「それじゃあ攻略していきますんで」


「よろしくお願いします」


 ダンジョン内に入る。


「よっホッと」

「ウオォ!」

「そんな掛け声いらないだろ?」


「そんなこと言ったって大剣が重いんですから」

 シンジが言うのでそりゃそうか。


「なら軽いのにしてみたらどうだ?大剣はメインウェポンにしてサブを持つみたいな」


「いいっすね!ちょっと待ってください!」


 スマホをポチポチとしてかったのはメリケンサック?


「素手でやってみたかったんすけどやっぱり怪我したらことですから」


「いや、シンジがそれでいいならいいけどさ」


「フッ!ホッと」


 声に合わせてバキッドカッと音がする。

 極端な選択だが、シンジにはあってるな。



 夕方まで潜って35階層で今日は終了。

 また明日も来ますと言って職員の人と別れた。


 やはり女の人は買い物が好きらしく、男どもを置いて楽しんできたのがわかるくらいテンション高めだな。


 明日も買い物に行くらしくまた三人で攻略だな。

「行ってきまーす」

 と行ってしまった女性陣を眺めていても仕方ない。


「俺たちも行くか」


「「おう」」

 Aランクらしく50階層までかと思ったらまだ先が続いていた。


「60っすかね?」


「さあ?」


「まぁ、時間もあるし行ってみるか」


 モンスターは俺たちにとっては雑魚ばかりなのでひたすら倒してドロップや宝箱を拾って行くと、59階層に大きな扉があった。


「どうやらここらしいな」

「ですね」

「さてと、やりますか!」


 ギイィィィィと扉を開くとそこにはヴァンパイアが座っていた。


「ようこそ我が屋敷に」


「さて?誰が行く?」


「えー、ここは公平にじゃんけんで!」


「おっし!」


 俺らはじゃんけんをする体制になってから、ツッコミが入る。


「お、お前らいい加減にしろ!こっちは雰囲気作ってんだぞ!」


「……バカだな」


「ああ、バカコウモリだ」


「たしかに」


「な、何だと!これでも同じことが言えるかな?」

 コウモリが激しく襲ってきているがそんなのは何のその、


「ファイヤーウォール」


 “ボトッボトッ”っとコウモリが落ちて行く。

「な、なんなんだ!そのデカい炎の壁は!」

「ただのファイヤーウォールだ」


「ちっ!くっそ!これでおしまいだ!ダークストーム」

「ファイヤーストーム」

 黒い炎を赤い炎が巻き込んでいきヴァンパイアごと消滅させた。


「タクマお見事」

「うーん、あまり嬉しく無い勝ち方でしたね」


「タクマさんが強すぎるんすよ」

 ドロップ品は暗黒のマントと魔石、宝物はフルガードのスキル玉と金貨だった。


「このフルガードもらっていいか?」


「どうしたんだ?いいけど」

「嫁にな」


「顔赤いっすよ!」


「うっせー!シンジ」


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