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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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19/25

極悪ダンジョン


『流石にこのグループチャットには入れないでしょ?』


『ですね、て言うかあそこまでします?』


『今ネットで見たら河合クランが凄いぞ?』


『見た!クランのメンバー数が多すぎるんじゃない?』


 俺も見てみたが下っ端でも日給一万出てるからあいつ金の使い方が荒すぎるだろ。


「たぶん都内は全部持ってかれてしまうだろうな」


『キー!悔しいけど数じゃ勝てない』


「まぁ、すこしのんびりするか?」


『やだ!レベルが上がって来てるのに!』


『俺もこのまま普通に生活はかんがえられないですよ』

 んー、一つ手はあるけどあんまりお勧め出来ないしなぁ。


「んじゃ明日は俺の家に集合で」


『なんかてがあるの?』


「会って全員で決めたいかな?」


『分かった』


 次の日は朝からチャイムで起こされた。


「おはよーございます。朝早くに来ちゃいました」

 ユカリが手荷物を持って来ている。


「ん、上がってどーぞ。コーヒーでも淹れるわ」

「いいえ、キッチンを貸して下さい」

「ん?良いけど」

「朝ごはんまだですよね?作りにきちゃったんで」


 俺はユカリが朝飯を作ってる姿を見ている。なんて言うかむず痒い。


 だが出てきたご飯は見た目も味も美味しかった。良いお嫁さんになるよ。


「ご馳走様でした」

「お粗末さまです」

 ニッコニコのユカリに頬をポリポリ。


 洗い物も慣れた手つきで申し訳ないなぁ。


「なんか新婚みたいですね」

「ま、まぁそうだな」


 エプロン姿がよく似合う。


 そしてチャイムが鳴る。

「はーい」

 なぜかユカリが出るらしい。


「あ?!」

「遅かったですね?」

 カグヤだったらしい。


「本気なのね?」

「当たり前です」

「次は負けないから」

「もう朝ごはんは食べていただきましたから」

「チッ」


 カグヤも上がってきて黙々とサンドウィッチを食べている。


 それ2人分の量だろう?


「俺にも」

「情けは無用だ」

 こうなってしまってはどうしようもない。

 早く誰かきてくれ!


 ようやくみんなが集まったのはまだ午前中だからよかったけど、なかなか朝からハードだぜ。

「良かったです、早くきてみて」

「タダスケ、ありがとう」

 一番早くきてくれたのはタダスケで、小声で感謝を伝える。


「えー、それじゃ、俺のユニークはスマホなのはみんな知ってると思うけど、つい最近できたアプリがあるんだが使うことないと思っていた。だけど、レベル上げだけならそれで済むから使おうと思うけど」


「なんてアプリなの?」


「ダンジョン生成」


 みんなが絶句しているがやはり使わない方がいいのかな?


「それはどう言うものなのか使ってみたの?」

「いや、まだだけど名前からして怪しいし」


「じゃあ使ってみれば?あーしらがいるんだし」

「そうですね、使ってみて危なければ攻略すれば良いじゃないですか」


「分かった、ダンジョン生成アプリを起動するぞ」


 俺はスマホを押すと、ダンジョンコアが必要と出たので一つ持ってるダンジョンコアをスマホに翳すと、ダンジョンを作る画面になった。


「えっ?好きなように作れるみたいだな」

「それちょー良いじゃん!」 


 このコアでは最大100階層まで作れるらしく好きなようにモンスターも配置出来るらしい。


「じゃあレベル上げのために作ってみようか?」

「「「「「賛成!」」」」」


 出来たのは極悪ダンジョンだった。

 キッチンのあの場所に久しぶりに門ができた。


「良いわねここ!レベル上げには超効率いいわ!」

 カグヤの言う通りだ。


「フィールド型だから思う存分振り回せます!」

 シンジの大剣と相性がいいな。


「暴れるぅ!」 


「あっ!あーしの敵が」


「早い者勝ちですぅ」

 楽しそうにしてるな。


「オラオラオラ」

 タダスケはストレス発散かな?


「よし俺たちも行くか」

『キュ!』


 1階層からゴールドウルフを配置している。


 2階層はゴブリンキャプテンだ。


 3階層からも強い敵ばかりなのでレベル上げにはちょうどいい敵ばかりを選んだつもりだ。


 まさかダンジョン生成がこんなところで役に立ってくれるとは思わなかったが、これからもレベル上げにはいいと思う。


 もしかしたらくるスタンピートに備えて。


「ガンガン行くわよ!」

「わかってますよ」

「あーしだって!」

「あはは!俺の大剣が振り回せますしね」

「オラオラオラ」

「俺にも残しといてくれよ?」

『キュキュ!』

 楽しいレベル上げの始まりだ。


ーー


 一方その頃河合クランは、

「やっと諦めたか!これで全国のダンジョンを潰して頂点に立って見せる!」


 ダンジョンコアの加工は加工屋に任せているがやはりタクマの加工屋に比べて生産効率が落ちるが気にすることはない。


「一箇所潰せば50億だ!この調子で行くぞ!」


 だが死亡者もそれなりに増えている、もっと補充しないとな。


 こっちは数で勝負だ。

 まずは東京中のダンジョンを潰して回る。


「報告です!第三部隊が壊滅です!」


「なに!あいつらにどんだけ金を注ぎ込んでると思ってんだ!回収班は行ったのか?」


「いえ、それが階層転移を持った奴が逃げ出しまして」


「な、なんとかしろ!あいつらの装備は高いんだぞ!」


「は、はい!」


「くっそ!ま、まぁ、いいか!金なら腐るほどあるからな」


 河合のクランでは攻略できないダンジョンが出て来ていた。

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