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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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15/47

モテ期


「やっ!」


 ユカリが放った矢はモンスターに吸い寄せられるようにあたり霧散させる。


「はぁ!」

 タマキも槍を使いモンスターを倒していく。


「どりゃあ」

 シンジは大振りだが高ダメージの攻撃だな。


 やはり10階層あたりではなかなかレベルが上がらないようだな。


「もう少し下にいきましょうか?」


「いや、急にレベルが上がるのも良くないからここらで少しレベルが上がるのを待つ」

 カグヤはみんなのことを考えて行動しているようだった。


 二時間もしたらみんな飽きて来たように見える。

「カグヤさん!もうそろそろ下に行く頃合いじゃないですか?」


「そうだな、下の階にいくがみんな緊張感を持てよ」

「「「はい」」」


 15階層、

「くっ!」ユカリが攻撃を受けそうになるが、

「せやぁ!」と、タマキが助けに入る。

「ナイス!」

 と最後の締めはシンジだった。


 三人の連携も取れて来たみたいで危なげなく戦っている。

 

 これならここは任せてもいいかな?

『キュ?』

「タクマ!肩にスライムが!」


「あ!これは俺の従魔でソラって言います。みんなに喋る機会が無かったので勝手に出て来ちゃったみたいですね」


 しまったなぁ、ソラに悪いことをしてしまった。


「な、なら危険じゃないのか?」

「はい!それなりに強いし、頼りになる仲間です」

『キュキュキュッ!』


「「か、可愛い!」」

 おお、ユカリとタマキにもみくちゃにされているな。


『キュ?!キュッ!』

 俺の肩に帰ってきたソラは驚いていたようだ。


「従魔か、私も欲しいな」

「「わたしも」」

「あははは、タイミングが合えばいいですね」

 ソラも肩に乗ってユカリ達の戦いを見ている。

 

 夕方までレベル上げをしていたので疲れたみたいだな。


「そろそろ上がるぞ!」

「「「はい」」」


 みんな自分のマジックバックに装備を入れて階層転移で1階層に戻るとダンジョンを出てギルドでドロップ品を買い取ってもらうが、少ししか出さない。


 ここでいっぱいだしたら大騒ぎになるからな。


「こんなもんか」

「まぁ、最初からは無理でしょ」


「ですねー」

「あーしはもうちょっと言っても良かったと思うけど」

 買取金額はピンキリだった。


 まぁ、4階層あたりまでのしか出してないからな。


「さて今日も飲むぞー!」


「「「「賛成」」」」


「えっ!今日もですか?」

「ほら早くいきましょタクマさん」

 えぇー!これ毎日続くのかよ?


「まぁ、しょうがないか」


 居酒屋では河合のことで盛り上がっていた。


「最初はビビリだったんですよ?」

「え?」

「そうそう、あーしの後ろに隠れたりしたしね」

 あの河合がか?

 想像がつかないな。


「レベルが上がって来てからはイケイケになっちゃって!ほんとちょーしいいんだから」

「ダガーをもらってからが一番酷かったですよね」


「そうそう、俺はこんなもんじゃねぇみたいな?」

 そうなのかぁ、人が変わるんだなぁ。


「まぁ強くなっていたのは分かるんですけどね」

 まぁ、最初からイケイケではないよな。


「ま、河合がどうしてるかなんてどうでもいいしー」


「いや、河合はそれなりに強いからちゃんと動向を知っときたいな」

 カグヤが真面目な顔でいっている。


「今日も呼んだんですけど一応返事で行かないって言ってましたよ?」

「それならいいんだが」

 まぁ、元部下だから気になるのは分かるけどもう大人だしな。


「それよりタクマさんは彼女いないんですよね?」


「ん?いないねぇ」


 まだ引きずってるのかもしれないが、

「じゃあ私が立候補します」

 ユカリが大きく手を挙げて言う。


「いや、まだそんな気分じゃないんだよぉ」

「だから立候補です!彼女欲しくなったら言ってください!」

 体育会系というかなんと言うか、

「あはは、そのときはね」


「分かりました!えへへ」

 照れ笑いをするユカリは素直で可愛いと思うが、なんだか違う気がするんだよなぁ。


「う、うぅ……飲むぞー!」

 いきなりカグヤが言い出して飲み大会になってしまった。


 どうしたんだ?


 案の定酔い潰れたみんなをタダスケと一緒にタクシーに乗せる。


「た、タクマは歳上はどうなんだ?」

「え?」

「いや、いい!聞かなかったことにしてくれ」


 カグヤが言ったその言葉が胸に刺さるが、タクシーは無常にも発進してしまった。


「モテモテですね?」

「は?今の聞いてたのかよ!」

「俺は嫁がいるんで愚痴くらいは聞きますよ?」

 タダスケは結婚してたのかよ!


「おまっ!」

「あははは、それではこれで!」

 タクシーに乗ったタダスケはそのまま帰ってしまった。


 チクショー、俺だって恋愛したい気持ちはあるけどまだなんだよな。


 朝日が昇る。

 案の定あまり眠れなかった俺は寝不足のまままた集合場所に来ていた。


 今日も河合からは『今忙しいんです』とのことだった。


「おっはよーございます」


「おう、ユカリおはよう」


「目の下にクマができてますよ?ちゃんと寝ましたか?」


「眠れるわけないだろ!あんなこと言いやがって!」

「あはは、でも本気なんでよろしくっす」

 くそ、可愛いなぁ。


「おはよう」

 カグヤも眠れなかったみたいだな。


「おはよっす」

 タダスケとシンジも来たし、あとは、

「あーしが一番最後か、悪いっすねー」


「いや、みんな今来たところだよ」


 全員揃ったところでまた今日もダンジョンでのレベル上げを頑張りますか。


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