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第85話 目 気配
これは私が最近体験したお話である。
昼間に寝室で昼寝をしていると
自分しかいないはずなのに
誰かの気配を感じた。
「ん?また上の階かな?」
前から上の階の住民の生活音が結構うるさく
ちょっとした騒音に悩まされていた
大きな足音や夜中のDIY、犬か猫が歩くような音など...
ペット禁止のはずなのに
まるで犬か猫が歩いているような足音が定期的に聞こえていた為
その日もその類かな?と思っていた。
体調があまり良くなくて痛み止めを飲んでいた為
副作用の眠気でぼぉっとしていた。
うっすら開く目とぼぉっとしている頭で
周りを見渡す。
ベッド周りには誰もいない
人の気配は感じるのに姿はない
外のすりガラスの方に目を向ける
「あれ...?」
すりガラスの向こうに誰かが立っている
全然知らない人が
すりガラスの真ん前に立っているというだけで怖いのだが
そもそも
ベランダになっていてすりガラスに歩行者が近付けるような作りではない。
もし人間ならベランダに人が侵入しているって事になる。
びっくりして体を起こしカーテンの隙間から確認してみると
ベランダには誰も立っていなかった…
すりガラスの人影もいつの間にか消えている。
眠気で見た幻覚だったのだろうか
すりガラスの影はやたらとリアルだった。
その後そのような体験はしていない
今のところわ…




