第83話 目 ラジオ
これはM美が体験したお話である
それは蒸し暑い夏の夜中だった。
気になるアニメが夜中にやっていた為
それを見るために夜更かしをしていた。
アニメが終わり時計を見ると2時を回っていた。
いつの間にこんな時間に...
アニメも見れたし大満足で
部屋に戻ろうとすると
隣のお兄ちゃんの部屋から喋り声が聞こえる
お兄ちゃん自身は1階でお風呂に入りに行ってるようだ
テレビ?
付けっぱなしでいっちゃったのかな
消すか…そう思って
お兄ちゃんの部屋を覗いた
ガチャッ…
正面にあるテレビは真っ暗
テレビが付けっぱなして訳では無いようだ
M美「ん?テレビじゃないのか」
扉の横から音がしている
確認すると
ラジオのスイッチが入っていた。
M美「あぁ..ラジオの音かびっくりしたじゃんか
止めてよ…」
ラジオの電源に手を伸ばそうとした時
???「耳なし芳一
壇ノ浦の戦いで滅亡した平家の霊を鎮める阿弥陀寺に、芳一という琵琶法師が住み込んでいた...」
急に耳なし芳一の朗読がラジオから流れ始めた
不気味な雰囲気が部屋に漂う
急に怖くなって
ラジオの電源を切りたいのに身体が硬直してしまっている。
???「芳一...芳一...芳一...」
ラジオが同じセリフを何回も繰り返しはじめる
背中がゾワッとし必死で足を動かして寝室に戻った。
後から調べたがその日
耳なし芳一の朗読ラジオは放送された形跡はなかった…。
あれは一体なんだったのだろうか…




