第80話 目 額縁
これは私が高校の時のお話である。
それは土日のお泊まり旅行で泊まった部屋で起きた
たまにはちょっと遠出をしたいよね!とM美と兼ねてから計画し
新宿の方のビジネスホテルに泊まることにした。
理由は安かったっていうのと
都心に止まってみたかったというものだった。
歌舞伎町の方から少し外れてるとはいえ
ホストやニューハーフの方がチラホラ歩いてる
2人っきりで泊まりに出るのはこれが初めてでとっても楽しみにしていた。
2泊3日泊まる予定だった。
部屋は安いとはいえあまり綺麗ではなく
カーテンも裾はカビだらけ...
部屋の角には蜘蛛の巣が張っていた…
M美「なんだか気持ち悪い....汚くない?この部屋」
フロントに写真をいくつか撮って
話をしに行った。
「あの、カーテンと風呂場カビだらけだし
部屋の壁に蜘蛛の巣が張ってるんですけど...
ベッドにも髪の毛落ちてるし」
フロント「いやー先日虫の駆除入れたばかりなんですけど...本当にありました?」
ムカついたので写真を見せ
「あんまりにも汚いんだけど」と言ったら
違部屋を案内してくれた
さっきの部屋とは全く違って綺麗
汚れもなくカビもない
M美「言ってよかったね、あんな部屋じゃ眠れなかったもん」
「さすがに汚すぎたよね」
部屋の壁に1枚の部屋に合わない額縁が飾られていた
M美「これなんだろうね?」
最初は気にしていなかった。
寝ようとして電気を消す
電気を消すと2人しか居ないはずなのに
誰かもう1人いるような気配を感じる...
M美「なんか足音しない...?」
部屋の中を歩き回るような足音が微かにしていた。
結局足音が気になって2人とも寝不足のまま次の日を迎えた…
M美「結局全然寝れなかったんだけどめっちゃ寝不足...」
M美の後ろの壁にかけてある額縁が曲がっている
「あれ?昨日あの額縁触ってないよね?曲がってない??」
M美「本当だ!曲がってるわ」
M美がおもむろに額縁を外して後ろを見た
M美「ちょっと見て!御札ついてる..!」
少し焦げたような煤けた御札が額縁の後ろに付いていた。
昨日の足音とこの御札は何か関係があるんだろうか
2日目も御札と足音が気になって寝不足だったのは言うまでもない...




