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父と息子の異世界漂流  作者: 佐藤 学
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第6話 現状把握の途中に新たな災難

深刻な会議は、まだまだ続く。ライフラインが止まっている為、今後の水分・食・トイレ環境、等々、近日中にどうするか、ある程度決める必要があるかも知れない。ただ、明日には自衛隊等の援助が来る可能性もある。希望は捨ててはいない。というより、希望に縋りつきたい気持ちだ。

話しを続けようと口を開いた時、外がいつもにまして騒がしくなった。自転車を横にがシャンと倒し、息も切れた様子でぜえぜえと公会堂に入ってくる真司しんじ

「おじさん!・・はぁはぁ・・やばい!」

その様子に慌てて公会堂入口に行く一同。

「何か来たんだけど!牛舎の方から。話しができる奴だせって!」

真司しんじの慌てた様子を見て、自衛隊や政府関係ではないやばい何かが来た事を察する。

「駐在さんっ、一緒に来てくれませんか!真司しんじくんも一緒に来て、説明して!」

三人は慌てて駐在さんの乗ってきたパトカーに飛び込んでいく。村長も連れて行きたいが、高齢でもあり、指揮を執ってもらう為、残ってもらう。

「他の人達は、皆に家で隠れる様に伝えてください!」

達夫たつおは「俺も行く」と車に飛び込んでいき、他の人達は、皆に伝えに行く為、方々に走っていく。


自体はどんどん悪くなっていっている予感がする。


車で牛舎のある方面に向かいながら、達夫たつお真司しんじに質問する。

真司しんじ!どういう人間がきたんだ!」

「きったねえ恰好したやつらで、・・・見た事ねぇ動物連れてんだよ!後ろに昔の鎧みてーなの着てる奴もいて・・」

移動中、車内から「家に入れ!」と村民に声をかけながらも、全員、説明に?がつく。


牛舎まで距離は遠くない。事前に色々と聞きたかったが、難しそうだ。役場に向かう道を走り、少し開けた場所に出ると、先ほど真司しんじくんが言っていた集団が見えた。その光景を呆然と見ている車内の人達。汚い恰好は、・・何か中世が舞台の映画で見た様な・・奴隷の恰好?見た事がない動物は、馬とアリクイの中間の様な、異形な見た目をしている。そして、鎧のやつは、中世のヨーロッパで着る様な、鎧を見にまとい、見た事がない動物に跨っていた。そして、そいつらは、村の人間を追いかけましている様に・・・。


集団後方を見ると村の人間が何人も連れまわされており、地面に寝転がっている人も見える。やばいっ、駐在さんは車を止め、クラクションを何度も鳴らす。侵略者達は、一斉に車の方を見る。こいつら、なんなんだ!

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