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⑷『復権の作業』

⑷『復権の作業』



考え過ぎは、俺を破滅へと導くことを、俺は知っている。だから、余り深く考えたくないんだ、ただのうのうと、それは平凡に、気軽に身軽に、生きていたい。そういう願いもこめて、復権の作業に、精一杯、力を注ぐのである。



やれることは、もうやったのだ。後は、気楽に暮らしたい。思うが侭に小説を買いて、もしもその小説が、光に成り得るならば、俺はその光に導かれて、どこか遠くへと、旅立つだろう。現実でも架空でも、旅立つだろう。



もう本当に、それで良いじゃないか、と思う訳である。今でもまだ、訳の分からないものに関心を持ってはいるが、それでも、俺は俺が俺だという確証を捨てない限りにおいて、復権の作業を進めながら、人生をオプティミスティックに、生きようと思うまでなのだ。

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