表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/20

⑿『復権の作業』

⑿『復権の作業』



何時かの俺も、今日の俺も、未来の俺も、俺は小説を書いているのであるが、しかし、少なくとも、何時かの俺は、確かに小説家らしい小説家だったんじゃないかと、回顧しているのである。今日の俺は、気の抜けた小説家である。



そして、未来の俺など、分かりようがない。本当に、堕落した小説家、-つまり、ここで言うところの堕落とは、本来の堕落ではなく、命がげの小説執筆ではないという意味だが-、であることが、刻銘にこの小説にも、刻まれているだろう。気楽の、復権である。



復権の作業と題して、こんな風に、気軽に小説を書くのも、すごくいい心地だと、思う訳ではある。たいしたことじゃないさ、書けるだけ、書けばいいんだ、そうなんだ、復権の作業とは、紛れもなく、小説を書くのが、苦痛ではないように、物事を移行させることだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ