私の人生を変えてご覧にいれましょう
はあ〜...なぜこんなことに...
昼寝したいわ...
そう、私はのんびりと昼寝をしてお菓子を食べてのんびりと漫画を読みたいだけなのにい...
なんでこの坊主に怒鳴られなきゃならないのよお...
まあいいわ今度こそ眠りにつかせてやるぜえ...
「なんだよ、北の魔女やっと僕をPーす気になったか?」
「さあ、Pーすなら早くPーせ!早く...」
「ねえ、お茶飲まない?」
「............................................」
「は?」
「だからあもう一度言ってやるわ”私とお茶飲まない?”」
「はああああああああああああああああああ!?」
「お前何言っとんじゃ?」
(なんでこいついきなりお爺さん口調になってんの?)
「あのお...ちょっと一つきいていい?」
「なんじゃ?」
「何で急にお爺さん口調になってるの...?」
「はっ.....」
どろんっ....
「いやあ〜バレてしまったなら仕方ないのう...」
(こいつ、本当はおじいさん?)
「おい、レイナ、お前ワシの事を覚えてないのか?」
(レイナ...?まさか、私の体の持ち主の名前?)
「おい!祖父のベレスタートじゃぞ覚えてないのか?」
「私、貴方のことよく知らないです。」
「なんで覚えてないのじゃ?」
(まさか、お前はお前じゃあないのか?)
「私はあなたのことを”よく知りません”」
(今の私になら分かる、これは私がいつも読んでいた漫画の世界”ビビット・コンティニュー”だって事が)
そう、この世界は私の好きだったビビコンだったのだあ〜!!!
ビビコンの舞台は西暦xxxx年。インストライアント王国であります!
王国の騎士、ジャック・リンラードと、内親王スペーディス・キャサリンのラブストーリー!!
そして私はジャックに呪いをかけた張本人”ベレスタート・レイナ”...
なんでぇーーーーーーーーーーーーー
そして目の前にいるのがレイナの祖父、ベレスタート・ノアール...
国一番の魔術師だ。でもこれ、
レイナの手の甲に呪いの文字が刻まれていないということは...
まだ物語が始まっていない証拠だ!
よっしゃあああジャックに呪いをかけないでおじいちゃんの様な大魔術師になって思いっきり昼寝をする!
「はっ!」
「おい、レイナ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。」
「そうか......」
(さっきまで動揺しとったのに...何かあったのか?)
「じゃあおじいちゃん、昼寝するわ」
すぴいーーーーーーー
「全く...困った子だ。」