講義の項 戦闘職について
★戦闘職について。
今回は戦闘系の職業について補足を行います。
職業と言っても、賃金報酬を得る職業のことではありません。
そういう意味での職業としては、騎士、冒険者となります。
FFなどではお馴染みですが、戦闘スタイルの方向性の事です。
クラス、役職、などとも言います。
─────────────────
《戦士》…魔法を使えない戦闘職。
・重騎士:全身鎧を身につけ、防御に重点を置いた戦士。味方の盾役になったり、相手の攻撃を無視して突破口を開いたりと、戦士系ではメジャーな職業です。初登場時のラケインがこれになります。
・剣士:剣に限らず、槍使いや格闘家も含みます。防御よりも攻撃を重視し、魔法を防御でなく迎撃や回避でいなし、物理攻撃を叩き込む戦士系の花形。高い技術が求められるため、使い手は多くありません。現在のラケインがこれになります。
《魔法使い》…魔法を使える戦闘職。
・魔法闘士:どちらかと言えば戦士寄りの、魔法を使える戦士。ノガルド校のメイサンがこれになります。個人のレベルにもよりますが、主に守護系魔法を駆使して戦います。
・魔法剣士:どちらかと言えば魔法使い寄りの、剣を扱える魔法使い。アロウやリリィロッシュのスタイルです。遠距離では高威力の魔法を放ち、近接では武器で戦う。高位戦闘職としてはメジャーな職業。但し、同時詠唱が必須となるので、使い手は多くありません。
・魔法使い:武器や体術をあまり使えない魔法使い。この職業は二つのグループに別れ、未熟なために同時詠唱が使えず身動きが取れないものと、近接戦闘を完全に戦士系に任せ、自身は高威力の固定砲台と化すものがあります。フラウがこれになります。
《その他》
・治癒術師:治癒系の魔法を専門とする魔法使い。四属性を主体にする通常の魔法とは、術の構成自体が異なるので、治癒魔法以外を使えない術者も少なくありません。また、知識として人体の構造を学ぶため、自然と守護系魔法に近い作用が起こり、力が強い人が多いです。アロウの母・リスキーがこれになります。
・僧侶:唯一神を信仰する聖クルス教信徒の治癒術師。治癒魔法の技術自体は聖クルス教が確立したので、治癒術師の殆どが僧侶となります。メイシャがこれになります。リスキーは無宗教なので、治癒術師です。
・暗殺者:大別すれば戦士か魔法闘士になります。純粋な戦闘よりも、素早い動きで敵を翻弄したり、罠を見破ったりと、サポートが主な仕事になります。現状ではメインがこれになります。
・勇者:職業というよりは称号。神託により授与される名前なので、勝手に名乗ることは出来ません。通常は、コール聖教国の大神殿に神託が降り、地方の教会から任命されます。授与の儀式を行うと、それまで戦ったことが無くても、剣術と魔法の素質が与えられますが、あくまで素質だけなので、強くなるには本人の努力が必要となります。
・勇者パーティ:いくつかの例外はありますが、歴代のメンバーは何故か、“勇者”“戦士”“魔法使い”“僧侶”の構成になります。また、魔王も含め、彼らの名前は何故か周りに認知されることはなく、職業で呼ばれます。そのため、歴代のパーティの中には、お互いの名前を知らないでいたメンバーもいたようです。




