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私だって生きている。  作者: りく
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彼氏の家族

彼氏の家に着いた時、私は彼氏の継母に挨拶をした。彼氏の継母はニッコリ笑って『好きなだけ居て良いからね』

と優しい声で言った。私はビックリしてしまった。彼氏は私と同じ年齢。中学3年生だ。普通の親なら叱るはずだけど彼氏の継母はニコニコしていた。

私が何処から来たかも家出してる事も全く聞いてくる事は無かった。彼氏は自分の部屋に私を連れて行った後に以外な言葉を言った。

『俺には中学1年の妹がいる。妹を学校に行かせて貰う変わりに俺は学校に行かないで仕事をしてるから家に居ない時は妹を頼む』と…。

私は言葉が出て来なかった。彼氏の家は私の家より酷い継母がいたのだ。

数時間後に彼氏の妹が学校から帰って来た。彼氏が妹を呼んで私に挨拶をしに部屋まで来た。彼氏の妹の姿は完全なヤンキーだった。学校で父親の事を言われない為にヤンキーになったらしい。手首にはリスカの後がハッキリ分かるくらい沢山あった。私は言葉に詰まった。私と同じ子がいるなんて…私は『よろしくね』と、一言だけ伝えた。妹は『ハイ」と笑顔でいった。挨拶が終わった妹は庭の洗濯物を入れていた。洗濯物が終わったら次は掃除機と次から次に家の事を全部やっていた。私は彼氏に『お母さんは家の事はしないの?』と疑問をぶつけた。

すると彼氏は…『俺達、兄妹は父親が刑務所にいるから母親に逆らえば施設に入らないといけなくなるから…あの人は水商売してるから家の事は妹がするんだ』

私は、とんでもない家庭に入ってしまったと思ったが…私は家出の身。住ませて貰えるだけで良しと思う事にした。

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