表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私だって生きている。  作者: りく
73/90

入院

目が覚めた時、目の前には先生が居た。

『MRIしたの覚える?』私には全く記憶がないが、私は寝てたと思っていたが…色々な検査を受けていたらしい。私が覚えてない事を先生は理解したのだろう。

『検査結果は以上無かったですよ』ニッコリと笑って言った。精神科での入院生活は、ほとんど寝て過ごしていた。

夜に寝て昼間まで寝る。昼から、先生のカウセンリグを受け、夕方は何もしないで夜に寝る。こんな毎日を2週間近く続けた。この時間は私には何も考えないで良い時間だった。会話をするのは先生と看護師だけ。携帯は禁止だったから電話を気にする事も無い。テレビも禁止だったけど見たいとも思わなかった。何かに脅える生活は楽だなって普通に感じていた…。退院しても大丈夫だろうと決断が出た。私は不安もあったが…穏やかに過ごした時間は外の世界でも出来ると思っていた。私は退院を決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ