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私だって生きている。  作者: りく
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精神科

精神科に向かう車の中で私は旦那に言った…。『先生の言う通り元嫁を訴えようと思う』旦那は、しばらく無言だったが『俺の元嫁だし子供もいるから訴えるのは止めてほしい。』私は返す言葉が無かった。確かに子供の事を考えれば、そうかも知れない。でも子供も私に酷い言葉を吐いた。元嫁は1度も謝罪してない…。

私は被害者じゃないのか?私の頭は訳が分からなくなっていた。

精神科に着いて、直ぐに先生に診て貰った。幸い女性の先生だったから話しやすかった。先生は『まだ死にたい気持ちは、ありますか?』と聞いて来た。私は迷う事無く『はい』と答えた。先生は『旦那さんは入院の手続きをお願いします。』と旦那を外に出した。先生は『辛かったですね…。今まで良く頑張りましたね。でも死ぬ必要は無いんですよ。貴方に罪は無いんだから。』私は、また泣いた…。何で他人なのに優しい言葉を掛けてくれるんだろう。旦那は1度も、そんな言葉を言ってくれない。私は先生に『先生、お願いします。私を助けて下さい!』と泣きながら言った。私は、この問題が起きてから初めて誰かに助けを求めた…。少し心が軽くなった気がした。

そのまま私は病室に案内され点滴に安定剤を入れて貰い眠りについた…。

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