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私だって生きている。  作者: りく
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生きる権利

遠い意識の中…音が聞こえた。携帯をバイブにした様な音だ。私は携帯が鳴ってる?携帯を取らないと…でも手が動かない。身体がおかしいのか?私は目を開けた。そこには知らない人が沢山居た。私の身体には色々な管が繋がれていた。

『やめて〜!』私は叫び、起き上がろうとした。でも知らない人達が私を抑え込む!『先生!目を覚ましました』誰かが叫んだ。『誰か分かりますか?』私を覗き込んで言った。私の主治医の先生だった。『先生…』私は、その言葉を言って、また意識が無くなった。

次に目覚めた時、私は病院のベッドに居た。看護師さんが『何所か分かりますか?』聞いてきた。『病院』と私は答えた。私は2日間寝ていた。車イスに乗せられ別の部屋に連れて行かれた。そこには主治医の先生が居た。先生は『大丈夫?何があったか覚えてる?』と私に聞いた。私は…『先生…何で助けたんですか?私、もう死にたいんです。死なせて下さい』泣きながら先生に言った。先生は私が泣き止むのを待って『何で死なないといけないの?悪い事してないでしょう?貴方には生きる権利がある。だから助けたよ』私は、その言葉に、また涙が出て来た。生きる権利がある。この言葉を言ってくれたのは先生だけだ。ずっと死ね!まだ死なないの?しか言われて無かったから…私は先生に全てを話した。

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