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私だって生きている。  作者: りく
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元嫁からの嫌がらせの電話は無くなった。私の病気は回復しつつあった。病院は2週間に1回。先生からは仕事は辞めた方が良いと勧められたけど…私は続けたい気持ちが強かった。私が初めて自分で作った大切な店だから。

旦那になった兄ちゃんも辞めろとは言わなかったから私は体力を付けて先生の許可が出る様に頑張っていた。

ある日、旦那が居ない時に玄関のドアをバンバン叩いてる音が聞こえた。私は怖い気持ちは、あったが思い切ってドアを開けた。そこには見知らぬ怖そうな顔をした男が立っていた。男は私を見つめ…

『旦那は?』と少し怒った声で聞いてきた。私は『まだ帰ってきてませんが?』私も少しムカッと来てたから言葉にトゲがあったんだと思う。男は『帰って来たら…俺が来た事を伝えろ!』と言った。

私は『俺?俺って言ったら旦那には伝わるんですか?』少し嫌味な言い方で返した。男は『元嫁から聞いて来た。と言えば伝わる!お前に名前を教える必要は無い!』と怒鳴って言った。私が怖がると思っていたんだろう。私は売られたケンカは買う主義だ。まして初対面の相手から、お前なんて呼ばれる必要は無い。しかも元嫁の使い?私は怒りの頂点だった。『元嫁の使いが来たと伝えますね〜。では〜』と言い、ドアを思い切り閉めた。元嫁は、まだ何かを仕掛けてくるつもりだな?と私は確信した。でも…この男が来た事で全てが変わった。


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