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私だって生きている。  作者: りく
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めんどうな客

兄ちゃんは私の店の常連客になっていた。私の常連客は皆、仲良しだ。顔を合わせる事が多くなればなるほど皆、仲良しになっていく。兄ちゃんも皆と仲良くなっていた。ある日…兄ちゃん以外に常連客2人と、じいちゃん1人、3人の客が居た。じいちゃんは常連客と会話する事は無かった。常連客とは始めて会ったからだ。常連客は話が盛り上がっている。じいちゃんはイライラしていた。『ここは俺の地元なのに挨拶なしか?』じいちゃんは怒鳴った。私は『おとうさん、今日は飲みすぎみたいだから帰ろうね?』いつもの様に声を掛けた。その瞬間、何が起こったのだろう。私は頭が痛い!濡れてる!『うるさい!』じいちゃんが私にグラスを投げ付けたのだ。私は冷静に、『おとうさん、これ以上いたら警察呼ばなきゃいけなくなるから帰って』私は宥めるように言った。常連客も『帰れ!』と叫んでいた。じいちゃんは次から次に私に物を投げ続けていた。私は避ける事なく立っていた。その時に兄ちゃんが、じいちゃんを外に出した。しばらくして、じいちゃんの息子が謝罪に来たのだ。兄ちゃんは、じいちゃんの家まで連れて行き私の話を息子にしていた…。

私が兄ちゃんに恋をしたのは、その時だった。

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