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私だって生きている。  作者: りく
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再出発

第11章 私の小さな店



一緒に住んでた男が横領罪で捕まったと知った時、私は仕事を辞めた。噂は私が貢がせたからだ。と広まっていたからだ。私も騙された!なんて言っても聞いてくれる人は居ないだろう。幸い貯金はあったから、しばらく仕事をしないで家で過ごそうと決めた。

もちろん全員が噂を信じてる訳では無かった。私の客は特に…。

私は役1年ゆっくり過ごし、自分の店を出す事に決めた。飲屋街は嫌だったから…こっそり、ひっそり出来る小さな店を見つけた。カウンターだけの、たった8人しか座る事が出来ない店だ。私の再出発には丁度良い店だった。私は自分の客と仲良しママさん以外には内緒で店をオープンさせた。小さな私の店だ。

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