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私だって生きている。  作者: りく
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寂しさ

店に慣れるのに時間は掛からなかった。

私の客も出来る様になっていった。

でも…私には問題があった。仕事が終わり家に帰る。『ただいま』もちろん返事は無い。

お風呂に入りベッドに入る、いつの間にか癖になっていた右側で寝る。隣には今は誰も居ないのに…。

私は1人で寝る事が出来なくなっていた。

だから毎日、沢山のお酒を飲んで酔って寝る様にした。それでも…私は朝早くに目を覚まし『主任、遅刻するよ』と誰も居ないのに話しかけていた。

私は長く主任と一緒に暮らして来た。だから今でも側に居ると思ってしまう私がいる。私は、この寂しさを埋める方法を知らない…。私は1人がダメになっていった。寂しい。悲しい。次第に私は店の客に電話して眠るまで話しを聞いて貰っていた。私は、それでも寂しいは埋まらなかった。今度は客に家に来て貰い隣に寝て貰う様になっていた。誰でも良かった。毎日1人では寝れないから…。

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