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私だって生きている。  作者: りく
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婚約

私と主任は何事も無く生活を続けていた。もう私の実家に一緒に住んで2年経っていた。主任の家族にも紹介して貰い互いの親とも仲良く過ごしていた。そんな時…主任から『そろそろ籍を入れようか?』と言われた。私は少し動揺していた。主任はテレビで子供を見ると『可愛いなぁ。こんな子供欲しいなぁ。』と呟く時があったから…。私は『本当に籍入れて大丈夫?私は子供を産めないかも知れないんだよ』と聞いた。主任は…『それは大丈夫って前にも言ったろ?』と笑って言ってくれた。

主任は、『先ずは、お前の、お父さんに許可を貰わないとな』と言って私の父親に電話をして許可を貰ってた。主任は認めて貰った事が嬉しかったんだろう。直ぐに主任の親に電話をした。『俺達、結婚する事にした』と喜びながら言っていた。でも…その後、主任の顔は怒りの顔になっていた。『何で!今さら言うなよ。最初から言ったじゃん』電話越しにケンカしていた。『もう良い!』と、電話を切った。主任は怒りでイライラしていた。私は『お母さん何て?』と聞いた。主任は暫く無言で…『ごめん。』と言った。私は、その言葉に何となく理解出来た。『お父さんが極道だから反対されたんでしょう?』私は主任が言えないのが分かったから自分から聞いた。主任は『姉ちゃんが、まだ結婚してないから今、俺達が結婚したら姉ちゃんの縁談が壊れるかもだから姉ちゃんが結婚した後なら大丈夫だって』主任は申し訳なさそうに言った…。

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