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私だって生きている。  作者: りく
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初めての紹介

私は休みで地元に戻る時に主任を1度連れて行った。私の地元が、どんな所か私の身内に会いたいと言ってくれたから。

私は主任には父親が極道で私は継母と仲が悪い事も知らせていた。それでも主任は会って挨拶したいと言ってくれた。私は身内に彼氏を紹介するのは初めての事だった。

主任も緊張してたけど…更に私の方が緊張していた。

祖母の家に行くと…祖母と叔母ちゃんが料理を作って待っててくれてた。私が彼氏を連れて帰ると前もって連絡してたからだろう。

主任は『始めまして。宜しくお願いします』と頭を下げた。叔母ちゃんは『お腹空いたでしょう?沢山作ったから遠慮しないで食べて』と主任に笑顔で言った。

主任は少し緊張が緩くなってる時に…父親が来た。主任は、また緊張しだした。

『挨拶が遅れてすいません。今、娘さんと交際させて貰っています』とガチガチに震えながら挨拶をした。父親は『そうか』の一言だけだった。父親は何を言って良いのか分からなかったんだと思う。

何年も会ってなかった娘が彼氏を連れて来るなんて思いもしなかったんだろう。

父親の中では私は、まだ家出した中学生の子供のままだったんだろう。

帰る時間になった時に父親は主任に『頼むな』と聞こえるか分からないぐらい小さい声で言って。

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